"高校野球大好きの老夫婦"が待ちに待った夏の高校野球が始まる。1日、甲子園出場を懸けた第100回全国高校野球選手権熊本大会の開会式が、リブワーク藤崎台球場で行われ、出場61チーム(63校)の選手らは、元気よく、溌剌とグラウンドを入場行進した。
先頭を歩いたのは、昨夏優勝した秀岳館、橋口主将が優勝旗を返還し記念の盾を受け取った。チームのプラカードは信愛女学院の生徒さんたち。
来年3月に閉校する多良木の平野光主将が選手宣誓し「記念すべき100回大会。一戦一戦全力で力いっぱい戦います」と同校最後の「夏」に向けた思いを込めた。
開会式にもなんだかドラマがある。試合は4日からはじまるが、残念なことに応援したいチームの試合のほとんどは八代球場で行われる。できるだけ球場に出かけて応援したい。
W杯、ベルギー戦は今夜午前3時から、こちらも心配。だが、その時間まで起きていることができるだろうか。
決勝トーナメントは「knockout stages」(ノックアウトステージ)や「knockout tournament」(ノックアウトトーナメント)ともいわれる。「knock out(動詞)」は(打ち負かす、敗退する)という意味。負けたらそこで「ノックアウト」される「勝ち抜き戦」の厳しさが伝わってくることばだ。がんばれ日本。ノックアウトされないことを祈っている。
高校野球もまた同じ、一つでも負ければ終わりとなり夏の頂点への道は閉ざされる。高校野球の醍醐味はこんなところにあるのだろうか。
台風7号も接近中。熊本に上陸の恐れがある。何だが明日は忙しくなりそうだ。