n45-50

ロシア・サハリンと北海道を結ぶ架け橋ネット。
サハリン州には。、ロシア人もウクライナ人も住んでいる混住地域です。

サハリンにレンガ工場を・・・その前に・・・

2007-04-16 06:57:00 | 情報
レンガ情報
サハリン州では、好景気で個人住宅の供給が増えている。
建設資材不足でレンガもその対象になっている。

10日のASTVニュースより(北海道庁・サハリンHPより)
シパコフスキー投資政策担当副知事は、サハリンでの煉瓦工場の建設に関して中国のビジネスマンと改めて会談を行った。
住宅建設のテンポが増加している際、建設資材の価格を安くするため、煉瓦工場が必要である。
同会談でいくつかの工場の位置が提案された。
その一つは、高質の煉瓦の生産のために必要な自然資材の埋蔵量があるトィモフスク地区である。
中国のビジネスマンは、ハバロフスク地方で建設した工場を視察するようサハリン側を招待した。

このレンガ工場建設に関して、10年前にもサハリン州及び沿海州より北海道庁に打診があった。
江別市のレンガ工場関係者が道庁を交えて関係者と打ち合わせを行った経緯がある。
その時点では、レンガ職人の研修が必要で最低でも半年間技術習得を行うべきと提案をした。
すなわち、工場を建設しても技術者が不足しては、まともな操業「生産」は不可能であると。
ハード・ソフト両面での協力体制を強調したのである。
しかし、ロシアの関係者はこの提案に納得しないで帰国した経過がある。
その後、ロシア側からなんの接点も無いのが現在までの経緯である。

今回、中国側に話を持ちかけた事は、人件費の安い労働力を中国に求めていると関係者は、推測している。

北海道の代表的なレンガ生産地である江別のレンガがサハリンで活かされると良いと考える。
レンガの耐寒も-30℃とサハリンでも充分に耐えれるものが開発されている。
又、近年はカラー・レンガも生産されて住宅供給に大きな役割も果たしている。
工場建設前に、江別産のレンガを使用しては、如何なものかとも考える。
新たな交貿が開始される事を願っている。

写真・江別市野幌 米沢レンガ工場
技術・経済の交流で北海道・サハリンの活性化が大きく前進する。
コメント
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