木下黄太メールマガジン 最新号配信ずみ。
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韓国は去年9月以降、青森、岩手、宮城、福島、茨城、栃木、群馬、千葉県からの水産物の輸入を、50種類から全面的に禁止しています。太平洋岸の東北から関東のエリア。
そして水産庁との交渉がありましたが、引き続き輸入禁止は継続するということです。
これは、あたりまえの話です。近隣国は、海洋汚染に関しては常に敏感ですし、そのうちでも危険性の高いエリアの魚介類を食べようと感じることの方がおかしいです。
嫌韓とかどうでもいいことを言い募っている人は少しは認識したほうがよいですか、あなたたちが、馬鹿にしている韓国人がたべようとしない魚をありがたがって食べようとするのが、日本国民。そして食べさせようとするのが日本政府です。
差別対象にしている人々が汚染を怖れて食べないと通告している魚を、差別している側が、食べている構造です。もはや、なんなんだろうと思います。
これは、フラットに隣国から見たら、この地域くらいの魚は最低でも回避すべきだろうという感覚でしかありません。それはそうです、普通に放射性物質は海洋に拡散し続けているのですから。なんでわざわざ他国にいて、そんなものを食べる必要があるのか、皆目理解できないでしょうし、それをしつこく言い続ける日本政府への懐疑は強くなると思います。
こんな自明のことも、認識をしない日本人はただの馬鹿にしかすぎないと僕は思っています。
このエリアの魚に留まりません。
このエリアを経由して、他の海域で捕獲される可能性のある魚は極力やめておくしかありません。
例えば、マダラは僕は事故以降、食べていません。汚染リスクが高いと判断しています。汚染海域の海底を通過するマダラは多いと見られていて、ことしの北海道の検査でも、セシウム合算で7Bq/kg程度の検出は普通に出ています。
また、カツオは戻りによるリスクは高いと僕は考えていて、春はともかく、秋のカツオは食べていません。
更なる大型魚は蓄積も増えますし、慎重に食するのか、どうか判断しています。
しかし、水産庁は、結局ある特定地域の魚が流通しづらい状態を改善したい為に目をつむります。まあ、お膝元の東京湾の底魚も河川からの汚染流入で厳しいですから。
それに一言だけ付け加えれば、福島第一原発から海に放出された放射性物質は、セシウムだけでなく、ストロンチウムがとても多いです。それを考えると微量のセシウムが出ている魚介類にも、本当に安全な担保はありません。
こんなことを考えると、せめて産地を選んで、種類の魚の回遊を考えて、選択するのがまともな意識がある大人の所為と思います。
しかし、そういう所為がまるで出来ない人たちが、多数というのが日本の三年半の現実でした。
まあ、おかげて安全な確率が高い海域の魚が極端に高騰することもなく、こちらが選択できる自由が引き続き存在するのは有難いことではありますが。
他者の愚かな判断によって、ほかの人が得することがあるのは、世の常かもしれません。
合掌。
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【10/11(土) 「A2-B-C上映会&木下黄太ミニトーク」 】
ひと・まち交流館 京都
9:30受付開始 10:00上映開始 11:10上映終了 11:10から11:40 ミニトーク
一般(予約不要)参加費 1000円 中学生以下は無料
避難移住者(予約申込必要)参加費 500円(予約がない方は一般扱いになります)⇒80人の定員。
予約方法1⇒http://kokucheese.com/event/index/212307/
予約方法2⇒「puchirita@mbp.nifty.com このアドレスまで、お名前と連絡先、合計人数(うち中学生以下のお子さんの人数)、参加者全員の氏名、避難元の自治体名をメール下さい。」
また、避難者ではない、メルマガ読者の方には、一定数限定で別枠の申込設定をしています。詳しくは配信済みの最新号のメルマガをご確認下さい。
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汚染車両で体調不良がおきた双子の御家族が、旭川講演の主催者。
【10/18(土)旭川講演『チェルノブイリからみえるニッポン』~北海道を生き抜く~ 】
12時開場 13時開演
開催場所 旭川市市民活動交流センターCoCoDe(ココデ)ホール(北海道旭川市宮前通東)
申込・詳細⇒http://kokucheese.com/event/index/215418/
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北海道の食料基地で、防御の要となる帯広で話します。
【10/19(日)木下黄太講演会 in帯広「広がる放射能汚染の真実!」 】
開場:午後2時 開演:午後2時30分
場 所 : とかち館 帯広市西7条南6丁目2
参加費: 1,000円
http://tokachinet.blogspot.jp/2014/07/blog-post.html
参加申し込み先 十勝ネット市民の会事務局
FAX 0155-66-9281