「木下黄太のブログ」 ジャーナリストで著述家、木下黄太のブログ。

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【要警戒】御嶽山噴火、登山客でけが人の可能性、山小屋に数百人避難、二週間前から現地で火山性地震。

2014-09-27 14:11:10 | 福島第一原発と放射能

御嶽山が先ほど噴火したようです。
現在、山小屋の外に倒れている登山客もいる模様です。
山小屋にも数百人の数の方たちが避難している状態の模様です。
相当に切迫した状況だと思います。
 
長野と岐阜の県境にあるこの山は、1979年に噴火していて、1984年9月14日には地震が発生しています。
 
「岩屑なだれ(御嶽崩れ)。場所は御嶽山南南東斜面。 『昭和59(1984)年長野県西部地震(M6.8)』。御嶽山頂のやや南方に生じた山崩れは約10㎞流下して、王滝川に達するなど所々で大規模な崩壊。死者29名、住宅全半壊87棟等。地震活動は数年後にほぼ収まった。」(気象庁より引用)
 
1991年にはごく小規模な、さらに2007年にも水蒸気噴火を確認している火山です。

「また、過去 7500 年間には少なくとも 11 回の水蒸気噴火が確認されているほか、過去 1 万年間には三ノ池溶岩流の流出をはじめとして複数回のマグマ噴火が発生している。」(御嶽山火山噴火緊急減災対策砂防計画より

そして、以前の噴火の際は、山体膨張の地殻変動が二ヶ月前から観測されたそうです。

今回も実は二週間少し前に、このような報道がありました。NHKの9/11時点のニュースです。

「岐阜県と長野県の境にある御嶽山で、10日昼ごろから火山性の地震が増えていて気象庁は火口付近 
では火山灰などの噴出に注意するよう呼びかけています。 気象庁の観測によりますと岐阜県と長野県の境にある御嶽山では、10日昼ごろから山頂付近を震源と する火山性の地震が増え始め、10日は51回、11日は午後3時までに、71回観測されました。 
1日の地震の回数が50回を超えたのはごく小規模な噴火があった平成19年1月以来です。 
地殻変動に特段の変化は見られないということです。」

 火山性地震です。こうした前兆が確認されていたとするならば、そのことがどの程度、登山客に周知されていたのか、現場周辺でのリスク管理がとても気になります。数百人も、山小屋に取り残されている状況を見ると。

 日本列島が、3.11.以降に活動期に入っていることは間違いありません。こうしたリスクは、程度の差こそあれ、多くの皆さんにふりかかる可能性があると思います。


 その自覚をきちんと持って下さい。忘れないで下さい。リスクは放射能だけではありませんから。

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本日金曜夜配信予定のメルマガ34号内容。

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 この研究は、ヤマトシジミという蝶に、セシウムに汚染されている食草を与えて、その程度によって、どのような影響があるかというものです。もちろんおきていることはヤマトシジミでおきていることとという限定ですが。。。

 研究自体の本文はリンク先(琉球大学・大瀧研究室)を読んでいただくしかないのですが、研究メンバーのお1人が書いた要約文を皆さんにお伝えしておきます。
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小型の蝶ヤマトシジミへの汚染食草の影響を詳しく調べた。
東北2地域(本宮市:161Bq/kg、郡山市:117Bq/kg)、
関東2地域(柏市:47.6Bq/kg、武蔵野市:6.4Bq/kg)、
東海1地域(熱海:2.5Bq/kg)、
沖縄(0.2 Bq/kg)にて、食草を採集した。
第一世代への影響に加え、2世代連続で汚染食草を与えた時の影響(継代効果)についても調べた。
第一世代では、東北地域の食草を与えた群において、沖縄の食草を与えた群よりも高い死亡・異常率、前翅の矮小化がみられた。また、死亡率はセシウムの摂取量に大きく依存していた。
関東および東海地域の食草を与えた群の生存率は80%を維持したが、東北地域の食草を与えた群でははるかに低い値となった。
第二世代では、東北地域の食草を与えた群の生存率は20%を下回ったが、沖縄の食草を与えた群では70%を超えた。第二世代における生存率は、第一世代の摂取した放射線量に依存するものではなく、第二世代の摂取した食草に依存していることを示している。
さらに、第二世代でも前翅の矮小化がみられ、これは2世代を通じたセシウムの累積摂取線量と相関があった。このことから、第一世代の摂取した食草もまた、第二世代へ影響を与えることを示唆している。
汚染食草由来の放射線による生物学的影響は、放射性物質の摂取量が少量の場合でも検出され得る。影響は継代的だが、非汚染食草の摂取により回復することも可能であった。このことから、観察された影響のうち少なくとも一部は、非遺伝的な生理的変化に起因することを示唆している。
日本語での全訳は、下記ページ、一番上のリンクからダウンロードできます。
 

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避難者半額申込は、今月末の9/30で締め切ります。

【10/11(土) 京都 「A2-B-C上映会&木下黄太ミニトーク」 】  

  ひと・まち交流館 京都    9:30受付開始 10:00上映開始 11:10上映終了 11:10から11:40 ミニトーク

  一般(予約不要)参加費 1000円  中学生以下は無料 

  避難移住者(予約申込必要、80人限定)参加費 500円(予約がない方は一般扱いになります)

予約方法1⇒http://kokucheese.com/event/index/212307/ (9/30迄)

予約方法2⇒「puchirita@mbp.nifty.com このアドレスまで、お名前と連絡先、合計人数(うち中学生以下のお子さんの人数)、参加者全員の氏名、避難元の自治体名をメール下さい。」

また、避難者ではない、メルマガ読者の方には、一定数限定で別枠の申込設定(本日9/27 24時迄)をしています。詳しくは配信済みのメルマガでご確認下さい。

 

【10/11(土)午後の部 「あきやまただしさん絵本ライブ&音楽コンサート」】   

     13:00受付開始    13:30音楽演奏開始  14:20音楽演奏終了予定、休憩
       14:30あきやまただしさん絵本ライブ(15:30終了予定)

    避難移住者 無料(先着順、予約不要)
    一般  寄付(先着順、予約不要、お1人1000円からでお願いします)
    中学生以下は無料

 大人気アニメ番組『はなかっぱ』の原作者、絵本作家のあきやまただしさんが来場。独創性あふれる絵本ライブです。オリジナリティあふれるパフォーマンスはお子さんにうけること間違いなしです。沖縄から、このために参加されますし、原発事故以降、最近では、沖縄以外では開催をしていなかった絵本ライブが、久しぶりに本土、近畿で見られる、レアな機会となります。

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【10/18(土)旭川講演『チェルノブイリからみえるニッポン』~北海道を生き抜く~ 】

 12時開場 13時開演

開催場所 旭川市市民活動交流センターCoCoDe(ココデ)ホール(北海道旭川市宮前通東)

 申込・詳細⇒http://kokucheese.com/event/index/215418/

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北海道の食料基地で、防御の要となる帯広で話します。

 【10/19(日)木下黄太講演会 in帯広「広がる放射能汚染の真実!」 】

 開場:午後2時 開演:午後2時30分 

 場 所 :  とかち館 帯広市西7条南6丁目2 

 参加費: 1,000円

 http://tokachinet.blogspot.jp/2014/07/blog-post.html 

 参加申し込み先 十勝ネット市民の会事務局

E メール:tokachinet@gmail.com 
☎   0155-66-9231
FAX  0155-66-9281
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