日本には明らかに違法でありながら黙認されているものが沢山ある。自衛隊は憲法に、パチンコは刑法に、ソープランドは売春防止法に違反している。なぜこれらは黙認されているのだろうか。
軽い違反なら許容して、度を越えた場合のみ処罰すれば良いという考え方がある。例えばスピード違反は一々取り締まる必要など無く、極端な違反や事故を起こした場合の罰則に加えれば良いという考え方だ。
法律で雁字搦めにされたくないとは思うが法の恣意的な運用は利権を生む。例えばパチンコ業界は警察官の天下り先になっている。警察による目溢しに対する利益供与だ。これは違法を見逃す見返りに違法行為をする訳だから二重の違法だ。
真田山プールには分かりにくい2つのルールがある。禁煙とシャワー室でのシャンプー・石鹸の使用禁止だ。前者は厳格に守られておりプールでは勿論、トイレの個室での喫煙も禁じられている。もし拒絶すれば退場させられるだろう。その一方で後者は黙認されているようで少なからぬ利用者がルールを無視しているが係員が注意することは無い。これは公衆浴場組合などからの要請で定められた形式上のルールに過ぎないからだろうか。
しかし何とも分かりにくいルールだ。シャワー室のルールが「赤信号、みんなで渡れば怖くない」式の済し崩しなのなら、トイレで喫煙する人が多ければ黙認されるということだろうか。
私はグレーを尊重する立場に立つ。白と黒の間には無数のグレーがあるのだから二分割法は幼稚な考え方だと思う。しかし法律は線引きをするためのものではないだろうか。グレーの黙認は法律の否定だ。例えばサラ金のグレー金利の黙認は多くの悲劇を生んだ。家庭内暴力や校内暴力も大きな被害が出てから初めて問題にされた。法律やルールは誰にとっても公平な線引きであるべきだろう。恣意的な運用ではなく曲解を許さない厳密化が必要だろう。
軽い違反なら許容して、度を越えた場合のみ処罰すれば良いという考え方がある。例えばスピード違反は一々取り締まる必要など無く、極端な違反や事故を起こした場合の罰則に加えれば良いという考え方だ。
法律で雁字搦めにされたくないとは思うが法の恣意的な運用は利権を生む。例えばパチンコ業界は警察官の天下り先になっている。警察による目溢しに対する利益供与だ。これは違法を見逃す見返りに違法行為をする訳だから二重の違法だ。
真田山プールには分かりにくい2つのルールがある。禁煙とシャワー室でのシャンプー・石鹸の使用禁止だ。前者は厳格に守られておりプールでは勿論、トイレの個室での喫煙も禁じられている。もし拒絶すれば退場させられるだろう。その一方で後者は黙認されているようで少なからぬ利用者がルールを無視しているが係員が注意することは無い。これは公衆浴場組合などからの要請で定められた形式上のルールに過ぎないからだろうか。
しかし何とも分かりにくいルールだ。シャワー室のルールが「赤信号、みんなで渡れば怖くない」式の済し崩しなのなら、トイレで喫煙する人が多ければ黙認されるということだろうか。
私はグレーを尊重する立場に立つ。白と黒の間には無数のグレーがあるのだから二分割法は幼稚な考え方だと思う。しかし法律は線引きをするためのものではないだろうか。グレーの黙認は法律の否定だ。例えばサラ金のグレー金利の黙認は多くの悲劇を生んだ。家庭内暴力や校内暴力も大きな被害が出てから初めて問題にされた。法律やルールは誰にとっても公平な線引きであるべきだろう。恣意的な運用ではなく曲解を許さない厳密化が必要だろう。