脂肪を英語ではfatと言う。ご存知のとおりfatという単語は「太い」という意味で使われることが多い。このせいもあり脂肪を食べれば太ると思われ勝ちだ。
確かに脂肪はカロリーが高い。蛋白質や炭水化物が1g当り4㎉であるのに対して脂肪は9㎉だ。これが科学的裏付けになっているようにも思える。
しかしカロリーだけで評価することは栄養価を余りにも単純視している。食物は決して動力源として使われるだけではない。様々な細胞を作る素材としても使われている。だから必須脂肪酸や必須アミノ酸がある。
金や鉛は重くアルミニウムは軽い。もし重いことだけで評価するなら金や鉛は良くアルミは悪い。逆に軽いことが良ければアルミが良い。しかし誰もこんな変な評価をしない。他の特性も考慮した上で総合的に評価してどの金属を使うべきかを決める。重さはその金属の特性の1つではあるが決定的な特性ではない。栄養価についても同様に考えるべきだろう。
人類が自分では合成できないのが必須脂肪酸と必須アミノ酸だ。これらを食物として摂取しなければ栄養失調になる。必須脂肪酸であればまず必要量が体のメンテナンスに使われて残った分だけがカロリーとして消費される。必須アミノ酸も同様だ。これらをカロリーという一元論で括るべきではない。必須脂肪酸が足りなければ細胞の必要な代謝が行われず不健康に痩せる。
自動車はガソリンだけでは動かない。車体の整備が欠かせない。この2つは独立して行われるから容易に識別できる。しかし動物は食物の摂取という1つの行動によってこの両者を満たさねばならない。カロリーという指標だけで食物を評価すべきではない。メンテナンスで使い切れなければ脂肪は高カロリー食になるがそんな理由だけで目の敵にすべきではない。むしろカロリー源としてしか殆んど使い道の無い炭水化物の過剰摂取こそ醜く太る原因ではないだろうか。私は健康的に痩せている女性を何人か知っているがその殆んどが好んで肉を食べている。
確かに脂肪はカロリーが高い。蛋白質や炭水化物が1g当り4㎉であるのに対して脂肪は9㎉だ。これが科学的裏付けになっているようにも思える。
しかしカロリーだけで評価することは栄養価を余りにも単純視している。食物は決して動力源として使われるだけではない。様々な細胞を作る素材としても使われている。だから必須脂肪酸や必須アミノ酸がある。
金や鉛は重くアルミニウムは軽い。もし重いことだけで評価するなら金や鉛は良くアルミは悪い。逆に軽いことが良ければアルミが良い。しかし誰もこんな変な評価をしない。他の特性も考慮した上で総合的に評価してどの金属を使うべきかを決める。重さはその金属の特性の1つではあるが決定的な特性ではない。栄養価についても同様に考えるべきだろう。
人類が自分では合成できないのが必須脂肪酸と必須アミノ酸だ。これらを食物として摂取しなければ栄養失調になる。必須脂肪酸であればまず必要量が体のメンテナンスに使われて残った分だけがカロリーとして消費される。必須アミノ酸も同様だ。これらをカロリーという一元論で括るべきではない。必須脂肪酸が足りなければ細胞の必要な代謝が行われず不健康に痩せる。
自動車はガソリンだけでは動かない。車体の整備が欠かせない。この2つは独立して行われるから容易に識別できる。しかし動物は食物の摂取という1つの行動によってこの両者を満たさねばならない。カロリーという指標だけで食物を評価すべきではない。メンテナンスで使い切れなければ脂肪は高カロリー食になるがそんな理由だけで目の敵にすべきではない。むしろカロリー源としてしか殆んど使い道の無い炭水化物の過剰摂取こそ醜く太る原因ではないだろうか。私は健康的に痩せている女性を何人か知っているがその殆んどが好んで肉を食べている。