俗物哲学者の独白

学校に一生引きこもることを避けるためにサラリーマンになった自称俗物哲学者の随筆。

被災者様

2016-04-19 09:57:15 | Weblog
 熊本地震での被災者の皆さんは大変な苦労をされている。この被災者を批判することはタブーだろうが敢えて批判する。
 今回の救援が困難である大きな要因は、余震が前代未聞の規模であることだ。交通の問題だけではなく、もしかしたらこれから本震が起こるかも知れない状況だから、外部から支援に駆け付けることは極めて困難だ。直接肉体的に支援をできるのは自衛隊など特殊な組織に所属する人に限られているから支援者数が絶対的に足りない。現在の現場での支援者の大半が実は被災者でもあることを見逃すべきではない。被災者自らが支援者とならざるを得ないのが現状だ。
 こんな中で「2時間も並んでやっと水とパンが貰えるだけだ」という不満を漏らす被災者がいる。なぜ彼らは一方的に被災者であろうとするのだろうか。彼らの一部が自ら支援者側に回れば2時間待ちが1時間待ちに改善されるだろう。
 役割は流動的なものだ。支援者を演じる被災者を前にして、一方的に被災者を演じる人々は恥ずかしくないのだろうか。
 この主張は少なからず軽率なものだろう。私の健康状態が極悪なために推敲無しに書き殴っている。論理的あるいは常識的には不備もあるだろうが真意をくみ取ってほしい。