これは、とある数日間にわたるセミナーに手弁当で参加した時に基づく話である。
そのセミナーは、約10名弱が参加したものであるが、当ジャンルは至って工学系の男くさいものだ。
しかも、参加者の平均年齢がパッと見ただけでも40代を超えるというメンバー構成であるなか、紅一点で比較的若そうな女性が参加していた。
もちろん、そういう環境なので何もなくても目立つには目立つのだが、様子も風貌もどこか暗いような雰囲気を持っている方。
しかもその女性は休憩時間中、ひとりブツブツなんだかぼやいているため、悪く言えばちょっと異様な空気感を漂わせていた。
しかし、セミナーも多少進んでくると、それぞれが会話したりする機会も生じ、自分とも3,4往復ぐらいの会話をする機会があった。
その方は会話をするときだけ、顔立ちが確認できるという髪型をされているので、本当にヤバイ印象を持っていたが、話したところ別に普通の年頃のお姉さん。
年のころは20代中盤前後といったところだろうか、かなりの美人系とお見受けしたのだが、まさかのドスッピンで驚いた。
加えて言うなら、ファッションには全く興味がないのか、数日間とも全く同じ出で立ちで登場されるという今時らしからぬ女子流を貫いていると感じてしまい変に感心。
フムフム、これが「リケジョ」のひとつの生態なのかもと勝手に想像したが、リケジョという単語も使う場所もわきまえないと差別用語になるという意見も聞いたことがあるので、セミナー終了後、家に帰って「リケジョ」をググってみた。
その結果は以下のとおり。
(はてなキーワードから一部抜粋し、一部加筆修正。)
「理系女子のこと。」
絶対数が少ないのでモテやすいといわれている。
どこか勘違いしてる。
勘違いしてるけど周りの男も鈍いから勘違いに気づかない。
尊敬する科学者はマリー・キュリーが不動の1位。
研究対象を溺愛する。
名前をつけて萌える。
細胞、構造式、数式などは伝統的な「かわいい」の対象。
レポートや実験のために徹夜をして肌荒れに悩む。
「分布」
生物・農学系、化学系、保健系には多く、物理系、数学系、工学系には少ないとされている。
以上なのだが、うーん、オレが考えるものとなんか違うのかもと素直な感想。
オレが「リケジョ」というフレーズにふさわしいイメージの方は、まさにセミナーで出会ったような子のイメージなんだけどなぁ。
オレ個人としては、「化粧っ気がない」「一人の世界に入りやすい」「清潔だがセンスはない」「自分が美人だと思っていない」「だけど頭はキレキレ」という条件を持つ理系女子が「リケジョ」であってほしいと勝手に思っているだけなのだな。
そもそも「リケジョ」の定義は「理系女子」であるだけなのだしね。
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