<その6からのつづき>
【こんなことってあるんだねぇ】
ホテルへのチェックイン予定(予告)時間から大幅に遅れに遅れていることをすっかり忘れ、前橋の駅周辺でひたすらウロウロしている自分は、もうどれくらい歩いたのだろうか。
こころなしか、荷物が重くなったんじゃないかと感じるスーツケースのコロコロは、おそらくこの往復でだいぶ削れてしまったに違いない。
駅員さんに、「その6の※」の内容を伝達すべく、改札前まで行くと逆に駅員さんのほうから話しかけてきた。
「あ、ご苦労様です。落としたSuica付きのクレジットカードって何色でした?」
なるほど、ああそうか、カードの仕様は話していたけれど外観は話していなかったかぁと思い、
「まあゴールドっぽい色をしていますよ、あとJALカードって書いてあります。」
そう言うと、駅員さんは
「これですか?」
といって、オレの無くしたはずのカードを見せてきた。
あまりの出来事に、
「え?えっ?それです、それです。」
【まるで漫画のような出来事】
その後は、カードにある名前の確認と身分証明確認、そしてSuica情報の照会によって、自分が先に申告していた履歴情報とえきねっとアプリの情報が一致したことによって、自分の手元に帰ってきたのだ。
帰ってきたのはいいのだけど、どこにあったのか気になり、どこにあってどなたが届けてくれたのかを聞くと、
「お客様が交番へ向かった直後、この前橋駅の階段(改札近く)に落ちていたと届けてくれたお客様がいたんです。」
【改めてこの奇跡に感謝】
本当に悪気のない心のキレイな方が拾って届けてくれたことに深く感謝し、この一件に携わった駅員さんとお巡りさんたちに強くご迷惑をおかけしてしまったことをお詫びいたします。
もちろん、その後、交番まで改めて出向き、頭と膝がくっつくほどの挨拶をしてきて、ホテルに向かったんだ。
ホテルは、駅の目の前にあったというのに、どれだけ歩き回ったんだっていう話だけどさ。
まあ、カードが出てきてくれたからこのネタが美談で終わったんだけど、出て来なかったら、こんな気持ちでレポートなんかできなかったことは容易に想像がつくってことよね(再発防止に努めます、反省)。
【落ち着いたら腹も減るというもので】
思えば今日は、高知で朝6時台に軽めの朝食、10時台に軽めの昼食、14時くらいに軽めの食事、20時くらいに駅の弁当と軽食を刻んできた。
この日の後半戦は、飛行機の遅延にイライラし、羽田からのピッチピチの移動と乗換ラプソディで体力を消耗し、とどめは前橋でのこの一件で、相当カラダへの負担は大変なものになってしまった。
ホテルでチェックインしたら、サービスで食せるという半人前程度のラーメン(夜鳴きソバ)を頂き、風呂に入ったら、安心感も沸いてなのかもっと腹が減ってしまった。
夜鳴きソバ会場では、3回もおかわりしていた若者もいたようだが、デブにはその行動はさすがにできない。
仕方なく、道路の反対側にあるチェーン系居酒屋へ繰り出したんだったな。
(共立メンテナンス「共立リゾ-ト」のホテル”ドーミーイン・御宿野乃 ホテルズグループ”の多くに導入されている「夜鳴きそば」というスペシャルサービス。普段、コレが提供されている時間帯は飲みに行っちゃっているので利用したことは無かったが、今回初めて利用させてもらった。あまりに色々なことがありすぎて、なんかメチャメチャ沁みたんだよ、コレ。ここが日本で良かった。)
<その8へつづく>
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