【常々言うが】
居酒屋のスキルというか居酒屋の評価って、常連客の質であるとこれまで申し上げてきた。
それを簡単に改めて解説するならば、「いい店にはいい客がつく」ということ。
だから一回しか行ったことのないお店について、口コミサイトで評価を行うのはデータ不足であって、本来はあまり好きでないが、旅先であればそうもいかない場合もあろう。
逆に言えば、旅先となったらそうしたクチコミから情報を吸い上げる必要があるし、一回こっきりの往訪だけのクチコミ評価にも検討しなければならない状況だってありうることだ。
その辺は、口コミサイトの使い方としてみんなが認識していることだと考えたいが、それらを含めて評価が高いお店というのは、イチゲン客を含めて対応が素晴らしいということであるし、いい店であると評価していいことになると思っている。
【居酒屋検索にて】
そんなことを踏まえて、旅先で行ってみたい居酒屋を検索するときに、どうしても最終的には生の評判に近いであろう「クチコミ」をチェックしたくなる。
そこでタイトルにもあるように、ちょっとしたフレーズでもある「多く」という単語だ。
自分の経験から言って、常連さんに連れて行ってもらう場合を除き、おひとりさまが「地元の人しか来ない店」に行くのは大変危険だと思っている。
これは言葉の意味からしてある程度くみ取れるよね??
【逆の立場から俯瞰で勘案】
自分には、地元駅から閑散とする方面へ10分ちょっと歩いたところにある、個性的だけど魚が主に美味しい居酒屋に2年弱通っていた。(今はちょっとワケあって、こちらが行くのを控えておりますが・笑)
もちろん、その店は一見さんなんかまず来ないような店構えであって、知人のツテで行くことにしていたにせよ、自分も最初は相当抵抗があったお店。
つまり、知っている人と地元の人のみに愛されているお店なんだわ。
まあ2~3回行けば、だいぶ慣れて行くものだけどね。
初回にその店へ訪れた際、店内に「おぬし何者か」という結構な空気が流れたのは今振り返っても絶対に忘れられない出来事なんだよ。
今ではその店はネット予約の対応もあって、一見さんでも「一見です」というように手を挙げて入店できるけれど、そういった情報すらない場合はやはり「初回・一見」は客にも店側にも大きな緊張が走ることだろう。
これは、お店と初入店客だけの問題ではない。
自分がその店に月に5回程度通うようになって1年が過ぎた頃、まさにそんな客(おひとりさま)が突如現れた。
カウンターが空いていたので、彼は自分の隣の隣くらいに座ることになったのだけれど、その瞬間はビタッと時間が止まった感じというか、空気が一瞬で緊張に変わったもの。
店主が一生懸命コミュニケーションよろしく、どんどん話しかけていた様子も印象的だったが。
そんなやり取りをオレも黙って聞いていた。
聞けば近所に越してきたものの駅までは遠いし、自宅から近くに居酒屋があるみたいだからちょっと寄ってみたとのことだったんだけどね。
まあ結果的に彼は普通の人だったというわけだけど、やっぱりオレが思うに「地元の人メインの店」に飛び込む場合には、ワンクッション必要なんだなぁとこの時は強く感じたワケよ。
立場が変われば、その視野も変わるということだよね。
【脱線してしまった】
だいぶ話題の路線は逸れたが、「地元の人が“多く”集まる」となれば大きく状況は変わることはご理解いただけたと思うがどうかな。
ゆえに自分は、旅行先などで伺うお店って(観光客も多く来るけれど)こういう地元の人も多く集うというお店を狙うんですわ。
前述のように、変な緊張がお互いに生じにくい(または最小限)状況が作れているお店こそ、一見客、観光客そして地元の人にも行きやすいお店だということだろうしね。
【まとめ】
しかしそんな店で、いい店というお店は“まあ”少ない(笑)
むしろ、その土地で展開しているチェーン店の方がハズレも少ない傾向にある。
そもそもそんないいお店が行った土地にない可能性だって当然あるだろう。
だけど、ググってググって(調べて調べて)行ったお店がいい感じのお店だった時の喜びは、またヒトシオ。
よって旅先や初めて行くお店について、ハズレを引きたくない場合は口コミサイト等の「地元の人も多く集まる」というフレーズを基本としたお店を目標に、一見さんかつおひとりさまの貴方も探してみましょう。
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