<その1からの続き>
【鉄路は2拓】
昭和の時代なら「大垣夜行」という東京から岐阜へ向かう夜行の普通列車があり、最近までそれに代わる「ムーンライトながら」という夜行の全席指定の普通列車が季節稼働だったもののも存在していた。
しかし、コロナ禍の影響や夜行バスの台頭によって、この列車も継続への道が断たれそうになっているようだ。
つまり、鉄路となると夜行での移動は消え、新幹線を使った昼行移動に絞られたことになる。
なお、自分がかつて移動した名古屋-東京間の箇所を鉄路ではなく昼行の高速バスで移動したというルート、名古屋から鉄路に乗り換えて高山へ向かうというルートは推奨しないのでご参考まで。
【王道は東海道回り】
朝7時ちょっと前の東京発の新幹線に乗ることが出来れば、名古屋で「特急ひだ」に一回だけ乗り換えることによって11時前に到着することができる。
つまり、4時間の移動でバスよりも2時間半の早着が見込めることとなっているほかバスのような渋滞を鑑みる必要がないというメリットもついてくる。
ただし、お値段が指定席料金だと15000円ほど。
負担額は高速バスの倍以上ということになるが、残りの半日を高山で十分過ごせる時間が得られるわけだから、単純に時間を買った計算といえよう。
【北陸回りは新しい選択】
北陸新幹線の開業によって、このルートの選択も可能になった。
東京から富山まで新幹線に乗って、特急に乗り換えて高山へ向かうという新しいルートは、山道を走る特急の運転時間が短い分、新幹線の乗車時間が長いデメリットがある。
なお、北陸新幹線ルートはわずかにこちらの方が割高。
東京駅7:20発の新幹線に乗り、富山で特急に乗り換えたら11時半前には高山に着く。
こちらのルートも4時間ちょっとで東海道回りと差はないが、16000円という負担金額になる。
(まあお金を気にする必要のない方なら、新しい車窓もセットで味わったらいい。)
【ほかの在来線を使うと?】
ほかのどのルートで行こうとも、高速バスルートより時間がかかるルートになることは必然。
ただし、新宿から松本まで特急“あずさ”で移動して、特急バスに乗り換えて松本へ向かうというルートが残されてはいる。
(高速バスで新宿から松本行に乗ってみるというケースもある。)
しかし、松本から高山への特急バスが4列シートで窮屈であることと、加えて平湯温泉-高山BC間が恐ろしくパンパンになることを知っているのであまり推奨しない。
ちなみに「あずさ」ルートだと、新宿8時ちょうど発のあずさ5号が10:23に松本着、特急バスに乗り換えて13:30に高山に着ける。
しかしよく考えれば、5時間半の移動があるということは新宿発の高山直行バスでも大差がないということだよね。
しかも、あずさルートは交通費が10000円となるからねぇ、時間のメリットも移動のラクさのメリットもないのにお金だけをバスの1.5倍くらい負担するのってバカバカしいでしょ?
だったら浮いたお金で、結構いいランチが食えるぜ??
<その3へ続く>
(改めて濃飛バスHPにあるアクセスマップを紹介。ちょうど外側を通るところが鉄路。実際には東海道回りが便数多く行きやすい。)
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