【優先搭乗を逃すオレ】
Fクラスとは、お子様連れの乗客らをのぞけば、最も早く搭乗できる権利を持つのも特権のひとつ。
これの体験もしたくて、出発時刻の25分前に搭乗ゲート付近に来たら、なんとすでに一般搭乗が始まっていたという。
コロナ過中は15分くらい前から搭乗を開始していたのが一般的だっただけに、ちょっと気落ちしたワタクシ。
もしかしたら搭乗口でスタッフの方から「搭乗ありがとうございます」的な一言を頂けるものかと期待していただけに。
(この日の第一ターミナル10番ゲート付近の様子。お店もだいぶオープンしてきたし、人もだいぶ戻ってきた。)
【前日までは空席ありだったが】
機内に入ると14席あるFクラスのシートはすでにほぼ満席。
驚いたのは、その客層。
たった14席しか無いのに、小学生程度の子供が三人も搭乗していて、それぞれ着席しているというね、貧富の差というか縮図を見た気がする。
あと無茶苦茶お金持ち風でVIP感を一切隠そうとしない客も一人いたなぁ。
まあ、世の中の二割の富裕層が八割の世の中を回しているというから、こんな様子って珍しくない光景なのかも知れない。
【知ってはいたが、さすがの対応】
着席したら、Fクラスの担当CAから、食事の有無、飲み物の選択を尋ねられたのちチーフパーサー(※)から一人一人に搭乗感謝の挨拶が行われる。(※→今までチーフパーサーと呼称していたが、JALだとチーフCAと称されるみたい。)
ちなみにチーフCAを含む、Fクラス&ギャレーの担当として2名が割り振られていたようだけど・・・・
これ以上のコメントは差し控えておこう。
【予想はしていたが強引な対応】
フライト時間は、時刻表だと65分だが実際の時間は45分となっている羽田伊丹。
(ちなみにオレは最後列の座席である)
過去ログでも予想を語ったが、軽食とはいえそこそこの朝食が出てくるものの味わっている時間などないと考えていたが、まさにそれが現実になるんだよね。
離陸後、安定飛行となってからすぐに前列、または子どもから優先に食事の提供が始まったように見えた。
この提供順は、よく確認しなかったが自分がほぼ最後に提供されたから、もしかしたら搭乗順だったのかもしれない。
朝食の提供が始まって9分、ようやく自分のところへ提供されたが写真などを撮影している時間もなく、さっさと食事を済ませなければならない。
なぜなら、Fクラス&ギャレーの担当CAが
「早く食事を片づけたいんだけどなぁ」
っていう目で“監視よろしく”見守っているからだ。
(これじゃあ旨いものも美味しく感じないよ、刑務所まで言わないけど見られながらの食事はやっぱり気分良くない。)
案の定、自分の場合は食べ始めてすぐに周りが片付け始められたから、頬張るように食事を開始する。
最後は押し込むように流し込んだのを記憶しているが、食事の時間は正味4分なかった気がする。
なので、あと2品も手付かずの状態で有無を言わさず撤収されてしまった。
(子供も容赦なく撤収されていたが、そんな子供らはクソみたいに慣れた様子だったところが非常に印象的だった。)
まあ、それもやむなくて飛行機はすでに降下体制に入っていて、機体は前傾しつつある状態。
本来ならシートベルトサインが出ていてもおかしくない状態だったからね。
【これも教訓】
振り返れば、これも勉強だけどFクラスを利用するなら羽田伊丹線は相当せわしないよ。
Fクラスをそれなりに国内線で味わいたいなら、那覇線が最もいいワケは理解できる。
だからせめて福岡線もしくは新千歳線くらいなら、食事も少しはゆっくり取れるかも。
さすがに座席はゆったりしていて本当に素晴らしいので、また機会があったら利用してみたい。
そして、わずか時間だったけれど、様々な人間模様の観察も行えたので貴重な経験になったことは間違いない。
(機内の視界も特別なものであるだろう)
【この日の乗客率など】
この日の搭乗人数は、チーフCAさんより154名で子供が3名だったことがアナウンスされたのだけど、子供3名って・・・
笑うしかないよなぁ。
あと座席数375という機体だったので乗客率は41%。
クラスJも満席だったことを鑑みると、普通席の乗客率が20%だったことになる。
普通席はスッカスカだったんだなぁ・・・
それにしても、羽田の雰囲気は活気が戻りつつあっただけに乗客率から推測すると、本来の姿にはまだ本当に遠いようだ。
本来なら午前中いい時間の羽田伊丹線だからね、JALにとってドル箱路線の一つに違いないのに・・・
【PS/機内食について】
以下の画像が今回頂いた機内食。
サラダとメインは食べたけど、フルーツは完全に手付かず、ほかもちょっと手を付けただけだった。
(これギャレーのスタッフがオレに提供したまんまの状態なんだけど、見事に前後が逆なんだよね。面倒くさいからそのまま食べたけど。)
なお、左のナプキンには、ナイフやフォークが収納され、右上の飲み物は「上川大雪 純米大吟醸 きたしずく50%」というお酒で出発前に確認されたものだ。
(これは北海道のお酒らしいけど、味わっている暇なんかなくて、水のごとく一気に飲み干してしまった。味もさることながら、美味しい不味いも判定不能。だったらシャンパンにしとけばよかったと後悔。)
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