昨日はず~っと気持ち悪くて寝られないと思っていたら、今朝からお腹を壊して、どうも食中毒だったみたいです。昨日のパーティーに一緒に行ったメイドさんも朝からお腹を壊してたそうだし。ただ桃ちゃんと主人がならなかったのが幸い。
フィリピンのケータリングでお腹を壊すことってたまにあります。パーティーの始まる何時間も前に調理して保温もせずに運んで来てセッティングし、パーティーの始まるまで気温30℃~35℃の繁殖しやすい温度のまま置いてあるせいですね。特に牛乳が使われているホワイトソース系、トマトが使われているトマトソース系など注意が必要だと思います。
そして今日は夕飯に主人のお友達の息子さんの堅信式のお祝いに呼ばれました。日本語では堅信式と言いますが、英語では「confirmation」です。これはカトリックの儀式なんですが、生まれた時に親が洗礼を受けさせるのは皆さんもご存知だと思いますが、ある年齢になると今度は自分がカトリック信者として生きていく決心のような式をするのです。この儀式は普通の司祭(神父)が執り行うことが出来ず、司教という位の高い司祭が執り行います。
(青い唐辛子にタコスのソースや牛挽肉を詰めてピザの薄い皮を巻いてオーブンで焼いた料理)
フィリピンではこの儀式を公立の学校に行ってる子は教区のカテドラルという大聖堂でまとめて行うことが多いのですが、カトリックの学校では学校に司教を呼んでまとめて年に一度やっています。実は私はこの学校で執り行う堅信式には反対なんですけどね。宗教の問題は子どもが自動的に決めるべきじゃないと思います。大学に入ってからでも、社会人になってからでも、自分が本当にカトリックでこれからも生きたいと思って決断出来る年齢に決めたら良いと思うのです。宗教を持たない人が悪いと私は思いませんし。むしろ自動的に堅信式を受けさせ、でも本当は自分はカトリックとして生きたくなかったと後で思う方が本人にも、教会にとっても損失だと思います。
(フィリピン人はこういうお寿司が大好き。主人の友人は日本に行ってこういうお寿司が何処にもないと嘆いてたので、それならアメリカに行ったらあるわよ~と話しました。)
今回、堅信式を受けた男の子はアテネオ小学校の7年生。今年の3月に卒業して、6月からはハイスクールです。お父さんはJPモルガンの副社長をしていて、お母さんは幼稚園の先生だったのですが今は自宅に小さい幼稚園を作って幼稚園経営をしてるそうです。
なので話題は銀行や税金の話し~。主人と、主人の友人の間に挟まっていた私。本当は奥様の隣に座っていたかったかな~。
フィリピン語では God father のことを「Ninon(ニノン)」、God mother のことを「Ninan(ニナン)」と呼びます。日本語では小説などで「名付け親」などと訳されていることが多いのですが、洗礼の時に出て来ることが多いからでしょう。
日本のカトリック教会では「代父(だいふ)」「代母(だいぼ)」と呼ばれています。
ただ、日本のカトリック教会と大きく違うのは、このニノンやニナンは結構、子どもが将来、頼りにしたり、クリスマスになるとお小遣いを貰えたりする存在だということ。
結婚式の時にニノンやニナンになると、日本の仲人さんのような感じですが、フィリピンの場合、12人くらい居たりして、一人ずつが結構大金を結婚するカップルに贈ります。人や階層によって金額は違うと思いますが、1万ペソ~10万ペソ(17,500円~17万5千円) 、それ以上だったり様々。なのでニノンやニナンのことを「スポンサー」と呼んだりもします。
また、義姉などはニナンの一人が産婦人科医だったので、お産は全てその方のところでして、全部無料でした。検診から出産までです。
こういう特典を狙ってニノン、ニナンに医者や弁護士を選ぶ人が多いのは確かですね。
洗礼式では一人の赤ちゃんに10人などは普通です。日本のカトリック教会だと女の子なら女性の代母さん1人、男の子なら男性の代父さん1人だけなんですが。堅信式も同じです。
フィリピンの場合、堅信式では男性一人、女性一人を代父、代母としてつける(合計2人)ようで、長女の時もそうでした。
それから日本では洗礼名というクリスチャンの名前(戸籍とは関係ない聖人の名前)を付けるのに対し、フィリピンでは出生証明に載せた名前のみが使用出来ます。なのでその名前が聖人とかけ離れた名前、例えば日本名の「浩二」とか、それでもその名前を洗礼でも、堅信式でも使います。
理由は多分、洗礼証明が出生証明の代わりとして使うことが法律で認められることがあるせいだと思います。今は厳しくてあまり認められませんが、それでも出生証明がない場合、同一人物と認める大事な書類になるのです。
日本に居る時からカトリックだった私は主人と相談して自分の子ども達には洗礼の時に代父、代母、一人ずつのみ付けました。子どもが頼れる人とかではなく、私たち夫婦にとって素敵だと思った人達を選びました。なのでクリスマスに会いに行ってお小遣いを貰うなんてしたことはないですし、子ども達はあまり親しみも感じてないかもしれません。
フィリピンに住んでいるので一体、それが良かったのかどうか、今は疑問ですね。多ければ多いほどその子を可愛がってくれる人が多くなりますから。子どもにとってはそういう人が多いって良いことじゃないかと思うんです。私も実際、ニナンになった子ども達は数人しか居ませんが、クリスマスには特別な贈り物をすることが多いです。
代母、代父になった人はその子ども達を性別に関係なく「ina-anak(イナアナック)」と呼びます。フィリピンでは特別の存在って感じで、世話好きな人は覚えていてプレゼントをあげたり、親がしてあげられない出費を出してあげたりしてる人もいます。
貧しい国なので、それで沢山のニノンやニナンをつけて、多くの人が子どもの成長を見守ってあげるしきたりなんでしょうね。
ま、家は3人の子ども達、全員疎遠なニノン、ニナンばかりでちょっとフィリピン社会のこういう習慣の恩恵は受けてません。
大勢付けても中には無視する人もいるし、なので実際には人によっては名前だけニノンやニナンになってそれっきりと言う人もいて、どれだけ意味があるか分からないって言う人もいるのも現実です。
お腹を壊していて1日中殆ど何も食べてなかったのでレストランのお食事、本当に美味しく頂きました。
フィリピンのケータリングでお腹を壊すことってたまにあります。パーティーの始まる何時間も前に調理して保温もせずに運んで来てセッティングし、パーティーの始まるまで気温30℃~35℃の繁殖しやすい温度のまま置いてあるせいですね。特に牛乳が使われているホワイトソース系、トマトが使われているトマトソース系など注意が必要だと思います。
そして今日は夕飯に主人のお友達の息子さんの堅信式のお祝いに呼ばれました。日本語では堅信式と言いますが、英語では「confirmation」です。これはカトリックの儀式なんですが、生まれた時に親が洗礼を受けさせるのは皆さんもご存知だと思いますが、ある年齢になると今度は自分がカトリック信者として生きていく決心のような式をするのです。この儀式は普通の司祭(神父)が執り行うことが出来ず、司教という位の高い司祭が執り行います。
(青い唐辛子にタコスのソースや牛挽肉を詰めてピザの薄い皮を巻いてオーブンで焼いた料理)
フィリピンではこの儀式を公立の学校に行ってる子は教区のカテドラルという大聖堂でまとめて行うことが多いのですが、カトリックの学校では学校に司教を呼んでまとめて年に一度やっています。実は私はこの学校で執り行う堅信式には反対なんですけどね。宗教の問題は子どもが自動的に決めるべきじゃないと思います。大学に入ってからでも、社会人になってからでも、自分が本当にカトリックでこれからも生きたいと思って決断出来る年齢に決めたら良いと思うのです。宗教を持たない人が悪いと私は思いませんし。むしろ自動的に堅信式を受けさせ、でも本当は自分はカトリックとして生きたくなかったと後で思う方が本人にも、教会にとっても損失だと思います。
(フィリピン人はこういうお寿司が大好き。主人の友人は日本に行ってこういうお寿司が何処にもないと嘆いてたので、それならアメリカに行ったらあるわよ~と話しました。)
今回、堅信式を受けた男の子はアテネオ小学校の7年生。今年の3月に卒業して、6月からはハイスクールです。お父さんはJPモルガンの副社長をしていて、お母さんは幼稚園の先生だったのですが今は自宅に小さい幼稚園を作って幼稚園経営をしてるそうです。
なので話題は銀行や税金の話し~。主人と、主人の友人の間に挟まっていた私。本当は奥様の隣に座っていたかったかな~。
フィリピン語では God father のことを「Ninon(ニノン)」、God mother のことを「Ninan(ニナン)」と呼びます。日本語では小説などで「名付け親」などと訳されていることが多いのですが、洗礼の時に出て来ることが多いからでしょう。
日本のカトリック教会では「代父(だいふ)」「代母(だいぼ)」と呼ばれています。
ただ、日本のカトリック教会と大きく違うのは、このニノンやニナンは結構、子どもが将来、頼りにしたり、クリスマスになるとお小遣いを貰えたりする存在だということ。
結婚式の時にニノンやニナンになると、日本の仲人さんのような感じですが、フィリピンの場合、12人くらい居たりして、一人ずつが結構大金を結婚するカップルに贈ります。人や階層によって金額は違うと思いますが、1万ペソ~10万ペソ(17,500円~17万5千円) 、それ以上だったり様々。なのでニノンやニナンのことを「スポンサー」と呼んだりもします。
また、義姉などはニナンの一人が産婦人科医だったので、お産は全てその方のところでして、全部無料でした。検診から出産までです。
こういう特典を狙ってニノン、ニナンに医者や弁護士を選ぶ人が多いのは確かですね。
洗礼式では一人の赤ちゃんに10人などは普通です。日本のカトリック教会だと女の子なら女性の代母さん1人、男の子なら男性の代父さん1人だけなんですが。堅信式も同じです。
フィリピンの場合、堅信式では男性一人、女性一人を代父、代母としてつける(合計2人)ようで、長女の時もそうでした。
それから日本では洗礼名というクリスチャンの名前(戸籍とは関係ない聖人の名前)を付けるのに対し、フィリピンでは出生証明に載せた名前のみが使用出来ます。なのでその名前が聖人とかけ離れた名前、例えば日本名の「浩二」とか、それでもその名前を洗礼でも、堅信式でも使います。
理由は多分、洗礼証明が出生証明の代わりとして使うことが法律で認められることがあるせいだと思います。今は厳しくてあまり認められませんが、それでも出生証明がない場合、同一人物と認める大事な書類になるのです。
日本に居る時からカトリックだった私は主人と相談して自分の子ども達には洗礼の時に代父、代母、一人ずつのみ付けました。子どもが頼れる人とかではなく、私たち夫婦にとって素敵だと思った人達を選びました。なのでクリスマスに会いに行ってお小遣いを貰うなんてしたことはないですし、子ども達はあまり親しみも感じてないかもしれません。
フィリピンに住んでいるので一体、それが良かったのかどうか、今は疑問ですね。多ければ多いほどその子を可愛がってくれる人が多くなりますから。子どもにとってはそういう人が多いって良いことじゃないかと思うんです。私も実際、ニナンになった子ども達は数人しか居ませんが、クリスマスには特別な贈り物をすることが多いです。
代母、代父になった人はその子ども達を性別に関係なく「ina-anak(イナアナック)」と呼びます。フィリピンでは特別の存在って感じで、世話好きな人は覚えていてプレゼントをあげたり、親がしてあげられない出費を出してあげたりしてる人もいます。
貧しい国なので、それで沢山のニノンやニナンをつけて、多くの人が子どもの成長を見守ってあげるしきたりなんでしょうね。
ま、家は3人の子ども達、全員疎遠なニノン、ニナンばかりでちょっとフィリピン社会のこういう習慣の恩恵は受けてません。
大勢付けても中には無視する人もいるし、なので実際には人によっては名前だけニノンやニナンになってそれっきりと言う人もいて、どれだけ意味があるか分からないって言う人もいるのも現実です。
お腹を壊していて1日中殆ど何も食べてなかったのでレストランのお食事、本当に美味しく頂きました。