8703の部屋

「ハナマルサンの部屋」です。音楽、スポーツ 世相 等々 気ままに綴ります

合唱の輪

2009-02-01 20:40:08 | 合唱

本日、第24回中学校合唱演奏会「合唱の輪」を聞いて来た。これは札幌市合唱教育研究会最大の行事である。新装成った札幌市民ホールでの第一回目を記念して今回から「合唱の輪」とネーミングされたそうである。

8703は機会ある度に“札幌市合唱教育研究会”の業績について取り上げて来た。ここであらためて述べるならば、札幌市はもちろん北海道の中学校合唱界をここまで導いて来たのが同会と言える。最近では同会主催の講習会等には、全道各地から指導者、生徒が集まり切磋琢磨している。

1986(昭和61)年に始まった中学校合唱演奏会は今年24回を迎えた。8703は、20回目あたりから毎回足を運んでいるのだが、聞く度に札幌市の中学合唱の充実ぶりを実感している。ただ、全市そして全道的に見るならば、まだまだもろ手を挙げて快哉を叫ぶわけには行かないところであろう。

今回、「合唱の輪」を全て聞いて感じたことはステージと客席の一体感である。全ての生徒が歌うこと、そして聞くことに集中している姿が印象的であった。過去には、特に演奏が終った生徒の中で、客席に戻ってからのマナーに欠ける姿が散見された。しかし、今回はそのようなことは皆無と見た。素晴らしいことである。

演奏内容は、授業の成果を発表する学校あり、合唱部の発表あり、有志ありと様々であったが、一貫しているのは「真摯な態度」であった。しかし、中には「もっと楽しそうに歌ってほしい」と感じる演奏もあった。反面、これが授業選択者の演奏?と驚くほど見事な演奏もあった。

3年生が抜けた今、新たな出発を期している合唱部であろうが、部員不足で四苦八苦もあり、少人数ながら今後に期待を感じさせるところもあった。また、1、2年生だけで堂々の人数と充実の演奏をする学校も数校あり、今後どれほどの合唱を聞かせてくれることかと期待が膨らんでいる。あらためて、日ごろ研鑽を重ね、献身的に指導をされている教師の方々に心からの敬意を表したい。

 

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