第16回 札幌ヴォーカルアンサンブルコンテストを聞いた。全53団体の出演であったが、大変楽しく、時間の長さをそれほど(予想していたよりは)感じることなく終った。
思っていたよりは疲労感もきつくなかったが、その裏には見事な進行があった。開会から終演まで、ほとんど予定通りの時間配分で進み、最後の団体の終演時間が17時50分予定であったが、たしか17時49分くらいで終った。まるで、某放送局の生放送のようであった。
進行係をはじめとするスタッフの仕事ぶりが立派であり、あらためて札幌合唱連盟の力量を誇りに思ったものである(もしかして、手前味噌?)。
演奏内容も充実していた。特に、小・中・高生による小アンサンブルの演奏には感心させられた。丁度、最上級生が抜けて新体制による演奏でありながら、とても立派な演奏をする団体が多く、着実にレベルアップしていることが嬉しかった。
一般団体では、それぞれの持ち味を生かした意欲的な演奏が目立った、と言いたいところだが、残念ながら幾つかの団体を除いてはやや低調に感じた。選曲にも演奏にも自分たちの特性を積極的に発揮して欲しいものである。しかし、歌い手一人ひとりが主体性を持って歌い、聞き手に迫り来るような演奏をした団体もあった。