地元の鳥さん特集第二弾はこちらです!
冬になるとよく見かける光景。
南池に流れ込む水路に浮かぶ鳥のシルエット。
体型と嘴の白さからオオバンだとすぐに分かりました。
また別の日には
北池の水路脇の枯草をハムハム食んでいるオオバンたち。一心不乱です。
望遠で撮る分には脇目もふらずにお食事していますが
横の通路を歩いていくと、「あれ~逃げろ~」と次々池に飛び込みました。
そんなに警戒しなくてもいいのに。
夏にも居残っているオオバンが一羽だけいましたが、この時期は大体こんな感じの集団行動
うえ~ん、取り残された。一羽だけ居残ったオオバン。大胆なのかどんくさいのか・・・
もう一種類、黒い鳥がいました。
カワウですね。
集団で池の魚を食い尽くす、糞で木が枯れ白くなるなど評判は散々。
でも、一羽佇む姿は物寂し気で絵になります。
お次は山科川下流を歩いたときの光景です。
沢山の白いサギたちが見えたのでカメラを向けたのですが
あっという間にほとんど飛び立ってしまいました。
残ったのは
アオサギ
アオサギ。一本足で立っているのがお分かりでしょうか。
寝ちゃった?
ということで、今の時期に一番よく見かける鳥さんでした~
<今日登場した鳥> ※コメントは一部なつみかんの私見です
オオバン
クイナ科オオバン属。冬鳥(時々留鳥)。真っ黒に見えますが、頭から首にかけては黒、体は濃い灰色です。目は赤く、足には木の葉状の水かきがあります。京都で準絶滅危惧種だそうですが、池にも川にも沢山います。
アオサギ
サギ科アオサギ属。留鳥。ダイサギ・コサギと並び、非常によく見かけるサギ。体長は1m近くかなりの大型。飛ぶときにぐわ~と鳴くのでその声ですぐにいる場所が分かる。頭の黒い飾り羽が辮髪みたい。
【撮影:2025/1 宇治市、一部京都市】
花が少なくなると、道草散歩のつもりがいつの間にか鳥さん散歩になっています。
今日から数回に分けて、今年のお散歩でたまたま出会った鳥さんの様子をご紹介しますね。
第一回の今日は、昨年10月ころから地元の池で姿を見るようになったこちらです。
カンムリカイツブリです。
頭が少しもこもこししていますが、冠というより帽子みたい。
後ろ姿です。頭部の羽が坊ちゃん刈りのように見えますね。
羽繕いを始めました。おくつろぎ中です。
首が柔らかいですね。白い部分の羽がふわふわと温かそう!
スッキリ美人さんになって泳いでいきました。
例年、渡りの途中で立ち寄るだけなのですが、今年はすっかり居ついています。
餌も豊富で居心地がいいのかしら。
もう一羽居ついている鳥といえば・・・
カイツブリです。
カンムリカイツブリに比べるとずいぶんサイズが小さいです。
おや、冬場には羽がもっと羽が灰色っぽくフワフワになるのですが、こちらはまるで夏羽のようですね。
調べてみたら、一年目の若鳥は冬になっても夏羽のような色合いなんだそうです。
ということはこちら今年生まれた個体なのですね。
夏場はこの池でカイツブリを見かけないので、どこからか移動してきたのかもです。
ちなみに、去年の秋に見かけたカイツブリはこんな感じの色合いです。
今回はカンムリカイツブリもカイツブリもノンビリ浮かんでいましたが、普段はしょっちゅう水に潜ります。
写真を撮るのに苦労するのですが、昼はお休み中なのかなあ。
同じ日、もう一羽普段は見かけない鳥を見つけました。
あまり動かないので、写真は撮り放題ですが、どれも同じ写真になりました。
お久しぶりのゴイサギです!
数カ月に一度くらい、同じ場所で見かけます。
最後に、オマケの画像。普段はオオバンが陸に上がって葉っぱを啄んでいる場所なのですが・・・
ギョギョギョッ!
なんとヌートリアが三頭も!!!
水から上がったところなのでしょうか、毛が濡れています。
巣穴?と思われる場所に顔を突っ込んでいます。
特定外来生物のヌートリアがこんなに目立つ場所で暮らしているなんて!
泳いでいる姿は時々見かけていましたが、本当にビックリです@@
<今日登場した鳥> ※コメントは一部なつみかんの私見です
カンムリカイツブリ
カイツブリ科カンムリカイツブリ属。冬鳥。頭の羽は冠というほどではないなあと思っていたら、夏羽は黒い冠羽がつんつん立ってまさに冠!見られるのが冬羽だけなのが残念。日本で見るカイツブリの中では最大種。
カイツブリ
カイツブリ科カイツブリ属。留鳥。小型の水鳥で、水にぽこぽこ潜って餌をとる。別名は鳰(にお)で、琵琶湖に多く生息したことから、琵琶湖の別名を「鳰の海」とも言う。そういえば昔琵琶湖博物館で、潜水するカイツブリを水槽で間近に見たなあ(まるでイルカの水族館の展示みたいに)
ゴイサギ
サギ科ゴイサギ属。留鳥。つるんとして青みがかった羽に赤い目が特徴的。夜行性なので昼間見かけてもほぼ動きがない。その昔、醍醐天皇より五位の位を授けられたので「ゴイサギ」と言うらしい。
おまけ:ヌートリア ※※特定外来生物※※
ヌートリア科ヌートリア属のげっ歯類。巨大ネズミと考えると結構コワイ。毛皮をとるために移入したものが各地で野生化し、現在は特定外来生物に指定されている。毛皮は結構質がいいらしい・・・
【撮影:2025/1 宇治市】
今回の京都御苑散歩の目的が鳥さんを見ること、というのは既にお伝えした通りです。
いつもは歩いている途中でも何かしら鳥の姿を見かけるのですが、今回2回とも全く出会えず。
そう言えば、大砲レンズを持ったオジサマ・オバサマの姿も全く見えません。
まあ、期待できないよね、と思いながら一応バードバスへ。
ここも無人でしたが、しばらく待っていると、お馴染みの鳥さんが姿を見せてくれました~
今日はその中から小さい方の鳥さんを、明日は少しだけ大きい鳥さんを載せますね。
いつものバードバス。
よく見えませんが、上の水場にシジュウカラ、下の水場にヤマガラがいるようです。
ヤマガラは意外に慎重。なかなか入りません。
この日はシジュウカラが多かったですね。
メジロちゃんも来ました。上の方にいる大きな鳥さん、早く行かないかな~
誰もいなくなるとせっせと水浴び。
こんどは二羽やってきて、仲良く水浴び。
そこにやってきたシジュウカラ。わ~と一羽が飛び立ちます。
もう一羽は気にせずバチャバチャ
ふぅ~やっと終わった。水浴びしようっと、とシジュウカラ。
気持ちいい~
スッキリ!
という風に、この日は一羽ないし二羽ずつ仲良く譲り合って水浴びしていました。
お、次は違う鳥が来ましたよ。
アオジくんですね。こちらを睨んでいますが、警戒しているのでしょうね。
何度も出たり、入ったりを繰り返していました。
あれ、横にまだキチジョウソウが咲いていますね!
そんな様子を上の木の枝から見ていたのは
アオジちゃん(♀)でした。アオジくんが出るのを待って、バスへ降下。
あ~気持ちいい~
またやってきました。やはり、アオジは♀の方が大胆ですね。
なので、地元でも写真を撮ると♀ばかりになります。
スッキリした後は、落ち葉をかき分け餌探しでしょうか。
チッチと小さい声で鳴きながら地面をあっちこっち動くアオジの姿を何度も見ましたよ~
それにしても冬型の日の京都は晴れたと思ったら小雨が降り、とても寒いです。
この日も写真撮影には苦労させられました。
<今日登場した鳥> ※コメントは一部なつみかんの私見です
ヤマガラ
シジュウカラ科ヤマガラ属。留鳥。シジュウカラは住宅地でも見かけるが、ヤマガラは山か緑地でしか見られない。手から餌を食べるくらい、とても人馴れする鳥なのに不思議。目が可愛い。
シジュウカラ
シジュウカラ科シジュウカラ属。留鳥。胸の黒いネクタイ模様が特徴。鳴き方が20種類くらいあり、高いコミュニケーション力を持っている鳥として研究対象になっているそう。
メジロ
メジロ科メジロ属。留鳥。羽が抹茶色の小さい鳥で、重さは11gしかない。花の蜜が大好きで、冬になるとなつみかん庭にあるサザンカでせっせと蜜を食べている。
アオジ
ホオジロ科ホオジロ属。冬鳥。藪の中で聞こえるチッチッというか細い声はアオジの地鳴き。胸が黄色、オスの顔は黒っぽく、メスの顔は優し気。メスの方が大胆なのか、写真をとったら大半がメスということも。
【撮影:2025/1上旬 京都御苑】
長い冬休み、毎日お散歩三昧していると・・・
あ、イソヒヨドリ!
玄関を出た時に出会う確率がかなり高いです。
門扉にとまっていることもよくあるのですが、鉢合わせすると慌てて、とことこ歩いてお向かいさんへ。
よく見てますよね、小さい鉢植えの木の実をパクリ。
こちらはまるで彫像のようにポーズをとってくれました。
青い姿が凛々しいですね。
もう一つの青い鳥。
池や川で最近特によく出会うのがこちらです。
山科川のお散歩での遭遇率は結構高いです。
この日は遠くにオレンジ色の姿が見えて、最初ジョウビタキ♂?と思いましたが、カワセミでした。
カワセミの羽は青いと思っていましたが、光の当たり具合によってはこんなに黒く見えるのですね。
カワセミとの出会いは、夕暮れ時のお散歩のご褒美のようでした。
そしてまた別の日には地元の池でこんな出会いが・・・
最初遠くのごちゃごちゃした木に止まっているな~と思っていたらパシャっと水に飛び込み。
運よく、こちらの方のよく見える枝に止まってくれました。
小さいエビをゲットしましたが、食べにくかったのかしばらく四苦八苦。
ようやく飲み込み、あとはノンビリ。
青い鳥に出会えて、運がいい~
そして、こんな光景にも。
ナンキンハゼの実にキジバトがたむろして食べていました。
何となく青く見えませんか?
ちょっと違うけど、仲間入り。
もうニホンズイセンが咲き始めていました。
冬の日のお散歩での出会いでした。
【撮影:2025/1上旬 京都市・宇治市】
この年末年始は、うまい具合に10連休となりました。
例年はお正月休みと植物園のお休みが完全に重なっているのですが、今回は開園最終日に間に合う!
ということで、例年年明けに出かけていた咲くやこの花館に、ネタ探しも兼ねて出かけることにしました。
まずは水鳥に会いに鶴見緑地にある大池へ向かいます。
遠くからでも沢山の白い鳥が舞い飛ぶ姿が見えます。
あ~、やってるやってる。
ここ大池ではパンの耳などもって餌やりをする人が必ずいます。
鳥たちも良く知っていて、沢山集まっていました。
その中でも一番迫力があるのが、ユリカモメの乱舞です。
見えますでしょうか。小さいパンの欠片を狙って沢山のユリカモメが飛んできています。
そんな姿を沢山撮ったので、ご覧ください。
餌が途切れると、水面に浮かんで一休み。
足と嘴が赤いのは成鳥。
足と嘴が黄色いのが幼鳥。
ここではどちらも見られます。
キリがないので、ユリカモメはこのくらいにして。
下には、オナガガモ、オオバン、ヒドリガモが同じく餌を狙っています。
こんな感じで集まってきていました。
ヒドリガモはどこにでもぺたぺた歩いて餌探しています。
大池の周りにはアオサギが沢山。しかも、人がすぐ横を通っても逃げません。
大阪の鳥だからでしょうか、みな愛想がいいです。
最後に、鶴見緑地に行ったら必ず見るこの光景。
ラクウショウとメタセコイアの並木です!
右列と左列、どちらがラクウショウでどちらがメタセコイアかお分かりでしょうか。
右がラクウショウ、左がメタセコイアだと思います。
少し枝が下がり気味で、ゴチャゴチャした感じに見える方がラクウショウ。
正確には、葉が対生か互生か、実の形などで調べる必要がありますが。
明日からは、咲くやこの花館で見た華やかな花たちをお届けしますね。
いつ行ってもうっとりする美しさです。お楽しみに!
【撮影:2024/12下旬 花博記念公園鶴見緑地】