なつみかんの木々を見上げて

野草大好きなつみかんです。
植物園や身近な場所の植物を紹介します。

冬の花、スイセン~京都府立植物園2020年1月(1)

2020-01-15 05:19:34 | 植物

咲くやこの花館の華やかな花や、鶴見緑地の冬の光景、いかがでしたか?
また、おうちのシャコバサボテン、あまりに嬉しくて途中で挟んでしまいました。
今日からは、先週駆け足で訪れた京都府立植物園の様子をご紹介します。
行った日は晴れの予報だったのですが、京都の冬にありがちな「晴れたと思ったら急な時雨」のお天気。
おまけに寒い・・・
ということで、超手抜き写真連続ですが、雰囲気だけでも感じてくださいませ~
初日の今日は・・・

冬の花といえば何を思い出すでしょう。
ロウバイ? それともツバキでしょうか。
私はやっぱりスイセンかな~
京都府立植物園でも少しだけですが、スイセンを見ることができました。

球根ガーデンに咲いていたニホンズイセン。
やはりこれでしょう!


ヒガンバナ科で、野生では海岸沿いに分布します。
(原産地は地中海地方なんだそうですが・・・)
これまで見た有名どころでは、淡路島や越前海岸あたりでしょうか。
調べてみたら、分布は関東以西なんですね。
白と黄色の取り合わせから、いつも「ゆで卵の輪切り色」に例えてしまいますが、実際のスイセンは全草毒草です。

球根ガーデンには黄色いスイセンも咲いていました。


6枚の花弁の真ん中にある盃状の部分は「副冠」というらしいです。
独特の花の形が魅力的ですよね。

ところで、ワイルドガーデンに咲いていたこの花。
実はこれもスイセンだそうで・・・


形が全然ちゃうやん!と思いますが、よく見たら、外側に6枚の細い花弁、中央に丸い杯状の部分があります。
これは地中海原産の原種系スイセン、ナルキッスス・カンタブリクスです。
今の時期に沢山咲いているので、結構目立ちます。


実は原種系のスイセンにはもう一つ、黄色いのもあります。
ナルキッスス・バルボコディウムです。
こちらは、春に花を咲かせ、別名ペチコートスイセンともいいます。
副冠の形と質感をペチコートに例えるとは、なかなかのセンスですね。
春に、四季彩の丘に咲くので、今年は忘れず見に行きたいと思います。
(お粗末写真しかありませんでしたが、ご参考まで)


これから春にかけて、様々なスイセンが咲いてきますが、私はやはりニホンズイセンが一番好きですね~

(つづく)

【撮影:2020年1月6日 京都府立植物園】

 

コメント (6)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする