なつみかんの木々を見上げて

野草大好きなつみかんです。
植物園や身近な場所の植物を紹介します。

冬の温室花盛り~ウィンター・ガーデン in 宇治市植物公園(6)

2020-01-30 05:35:13 | 植物

やってきました、温室へ!
暖かい日でコートなしで歩いていたのですが、さすがに午後3時を過ぎると少し寒くなってきました。
そんなときのシェルターが温室。そこそこの広さがある上、無料なので助かります。
カメラが温まって、レンズの曇りがとれるまでしばしのんびり休憩です。
・・・カメラよし!温室のお花を見に行きましょう。

あ、これ知ってる!咲くやこの花館でも見た、ハイビスカス(ヒビスクス)・インスラリスです。


咲くやこの花館のHPに非常に詳しい由来の解説がありますが、自生地のオーストラリア ノーフォーク島では絶滅、
他の場所でも絶滅の危機に瀕しているということで、際限ない保護活動が行われているそうです。
日本には花博(1990年)後に咲くやこの花館がオーストラリア政府からいただき、それが1995年に開花。
そこから取れた種が2014年に同館で開花したそうです。
私が去年見た花はそれですね。→ その時の記事はこちら
なんと、蒔いてから花が咲くまで20年くらいかかるとのことで、そんなに貴重な花とは認識していませんでした。
色々な方のご尽力で、日本各地で栽培されるようになり、おそらくここ宇治市植物公園にもやってきたのでしょう。
花の中には、びよ~んと長い雌蕊と、沢山の雄蕊が見えます。
元々他家受粉だったそうですが、今は自家受粉するものだけが生き延びているのではというお話も、同HPに書いてありました。
そんな貴重な花だったとはつゆ知らず、美しさもあいまって、感動がひとしおです。
蕊の根元がねじれているのもなんだかすごい! もつれないように纏めてねじったみたいですね。
(この解説、咲くやこの花館の紹介の時に書けよっていう話ですが・・・)


ハイビスカス・インスラリスの説明が長くなりました。
後は名前と写真だけで駆け足で・・・

ハイビスカスの仲間をもう一つ。お馴染み、フラミンゴです。


吹雪のような、フブキバナ(シソ科イボザ属)。南アフリカ原産。


噛みつかれそう?顎が外れそう?
ツンベルギア・マイソレンシス(キツネノマゴ科ツンベルギア属)です。


いつもエマルギッシュに、もとい、エネルギッシュに咲いている、
カリアンドラ・エマルギナタ(マメ科ベニゴウカン属)です。


もちろん、いつものカリアンドラ・ハエマトケファラ(紅白)も沢山咲いていました。
 

いつも控えめな風情の、ウナヅキヒメフヨウ(アオイ科マルバビスクス属)。


これなんだか分かりますか?
前に行ったときはきちんと源平(紅白)になっていたのですが、今回行ったらなんと混ざってピンク色・・・
争いやめて仲良くなったのでしょうか・・・
ゲンペイカズラ(シソ科クサギ属)です。


キャップから出てる赤い花・・・に見えるこちら。
エスキナンサス・ラディカンス(イワタバコ科エスキナンツス属)


名札がなかったけど、ベゴニア(シュウカイドウ科)の仲間だと思います。
白が綺麗。


ふりふりドレスが可愛い、ドンベア・ウォリッキー(アオギリ科ドンベア属)
さあ、みんなでドンベアコール!


最後にもう一つ。
モミジ園に似合わない!って言ったのが聞こえたのでしょうか。今度は温室の中に・・・
子供より大人が面白がって写真を撮っていましたよ。
(私もですが・・・笑)
手前はお馴染み、ビヨウタコノキです。


長くなってごめんなさい。
これで宇治市植物公園1月はおしまいです。
明日は月末恒例の・・・

【撮影:2020/1/19 宇治市植物公園】

コメント (10)
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