なつみかんの木々を見上げて

野草大好きなつみかんです。
植物園や身近な場所の植物を紹介します。

一、十、百、千、万~京都府立植物園2020年1月(2)

2020-01-16 05:30:38 | 植物

タイトルを見て、あああれか、と思われた方も多いのでは・・・
その通り。今日は、京都府立植物園で見つけたおめでたい赤い実を大公開します。
狙ったのではなく、うかつにも、帰ってから「あれ、全部揃ってるやん」となりました。
なので、写真は超テキトー。
なつみかんらしいと笑ってくださいませ。

まずは一両から。
アリドオシ(アカネ科アリドオシ属)


二個一で咲いた花が、そのまま実になるので、実も二個一。
その点、ツルアリドオシとは違いますね(二個一で花はさくけれど、実は一個)
千両、万両と一緒に植えて、「千両万両有り通し」ということで、お正月の縁起物にするそうです。
それにしても鋭いトゲ。とはいえ、アリをも突き刺すというのはちょっと言い過ぎでは・・・

マイアルバムから、5月の花と(左)、9月の青い実(右)
 

十両はこちらです。
ヤブコウジ(サクラソウ科ヤブコウジ属)
こちらは、山裾などに結構普通に見られ、冬枯れの野に赤い実がよく目立ちます。
名前の由来は、藪に生え、実が柑子(みかん)のようみ見えることから。
私にはミカンというより、むしろリンゴに見えますが・・・


百両。これまで百両が京都府立植物園にあるとは知りませんでした。
カラタチバナ(サクラソウ科ヤブコウジ属)
こちらも、唐(から)から来た橘(ミカンの一種)に似ていることから名づけられたと言われているそうです。
ミカンに拘りすぎ!


千両は、そのままでセンリョウ(センリョウ科センリョウ属)。
縁起物としてお正月の生け花などにも使うので、一番馴染みのある実です。
植物園ではそこここに見られます。


万両は、そのままでマンリョウ(サクラソウ科ヤブコウジ属)
こちらも、結構有名です。
赤い実は今の時期よく目立ちますが、ひと月もしないうちに、実は落ちてしまいます。


何度か投稿しているなつみかんの観察木です。今年もちゃんと沢山実をつけてくれました。


7月に撮った花(左)と、10月に撮った青い実です(右)。
 

ということで、今回は縁起物の一両から万両までをご紹介。
今年の目標は、十両、百両、千両の花を見ることです。

(つづく)

【撮影:2030/1/6 京都府立植物園】




コメント (10)
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