梅雨が明けたと思ったら、この暑さは何なんでしょう。
だんだん気候が極端になってきていますね。
さて、今日はそんな暑さの中の植物ではなく、まだ梅雨真っただ中の宇治川の様子をごらんくださいませ。
7月下旬の四連休、大雨&コロナの中、遠出する気も起らず、いつもの宇治川散歩に出かけました。
空は思いっきりどん曇り、ダムは大放流・・・
それでも見られた植物たち。
一番多かったのがヤブミョウガ。まだ咲き初めで最盛期はこれから。
ミョウガと名前は付きますが、葉が少し似ているだけでツユクサ科。でも繁殖力はミョウガ並みかも・・・
前にギンリョウソウが咲いていた山道、すっかりヤブミョウガとカラムシでふさがれてしまっていました・・・
でもなかなかの風情ですよね。
山側にあまり何もないので、川側に移動。あ、あそこにピンクの花が!
大振りの花穂から、フサフジウツギのようです。ゴマノハグサ科フジウツギ属。
かなり大きめの木ですが、気づいたのは初めてです。
やっぱり何もないので、またもや山側へ。連休なのでダンプが来ないのが助かります。
そこで、たった一つですが予想していなかったものを見ました。
その正体は・・答えは明日のお楽しみということで、常時咲いているキツネノボタン(キンポウゲ科キンポウゲ属)。
ついにオニドコロ(ヤマノイモ科ヤマノイモ属)も咲き始めました。
雌雄異株で、雌株は垂れ下がり・・・
雄株は直立します。この写真の株は立っていますが、重くて垂れ下がっているのもあります。
季節外れの紅葉? コマユミの葉が赤くなり、よく見ると緑の実が生っています。、
宇治と言えば・・・のお茶の実も。
やはり雨が好きなんでしょうか。あちこちでカタツムリを見かけました。
増水した川側に戻ります。
なんもないやん、と思っていたら、オトコエシが咲き始めていました!
全体は大きいです。
アラカシの実の赤ちゃん。
クマノミズキは茎がどんどん赤くなってきました。もう間違いようがありません。
ナンキンハゼは雌雄同株。上の方は雄花、下の方は雌花なのですが、もう雌花が実になりかけていました。
明りが点ったようなネムノキが一輪・・・
そろそろ戻りましょう。沢山咲いていたカナメモチは、今ちょうど緑の実。
この日のお散歩時間は35分間。見たのはこれだけ。
花と実、バラバラに登場しましたが、まさに見た順番です。
最後にダムにご挨拶~
元気よく放流していますね。この日、琵琶湖の水位はマイナスまで減らされていました。
次の雨に備えていたのでしょうね~
(3日後につづく)
【撮影:2020/7/23 宇治川】