なつみかんの木々を見上げて

野草大好きなつみかんです。
植物園や身近な場所の植物を紹介します。

フジキもいたよ!夏の花木 Part.2~京都府立植物園2023/6中旬(5)

2023-06-24 06:44:28 | 植物

今回はアジサイ園中心に見て回ったわけですが、付近にはアジサイ以外の花も色々・・・
特に、アジサイ園のすぐ近く、道路側にある高木に白い花が沢山!
さて何でしょう~


こちらの木はフジキ(マメ科フジキ属)というそうです。
聞き慣れない名前です。
穂状の花序に小さい白い花がびっしり咲いていました。

少し引いて見たらこんな感じです。
同じくマメ科のハリエンジュがぶら下がり系だとしたら、こちらはクリスマスツリー系。
そのココロは、三角錐状に立って咲いてる!
葉はマメ科によくある羽状複葉です。


全体はこんな感じ。下手な写真ですが、結構大きな木であるのは伝わるでしょうか。
関東以西の山地に生え、別名ヤマエンジュとも言うようです。


ちょっと見慣れない木に続いて、もう一つ見慣れない木をば・・・
小さくて地味~な花が咲いていました。


こちら、ずっと前に大阪公立大付属植物園で見たことのあるネコノチチ(クロウメモドキ科ネコノチチ属)です。
久しぶりに出会いました~
すごく小さいですが、結構可愛らしい花が咲きます。


アジサイ園の中にぽつぽつ木があり、どれも花が咲いていました。
変わった名前の木ですが、実の形が猫のお乳の形に似ているからだそうです。
ネットで見ると、まるで五色唐辛子のような彩りの細長い実が生るようです。
こちらの方を見てみたい!


最初の2つ、ちょっと馴染みのない木が続いたかもです。
お次は見慣れた花をどうぞ!
花を見るより先に、香りで気づきました。クチナシ(アカネ科クチナシ属)です!
しまった、咲きはじめでした。


こちらは綺麗に咲いていますね~


さらにアジサイ園のお手洗い前には・・・


遠目に一瞬ナツツバキかと思ったら違いました。
こちらには、セイヨウバイカウツギ(アジサイ科バイカウツギ属)です。


花弁の根元が少し赤くなっているので、ベルエトワールという有名品種のようです。
その向かい側には花ではなく、夏なのに赤いカエデ。


品種名は、出猩々!
赤いので猩々なんですね。(変換したら、出症状と出てきました・・・それは嫌だ)

お次はところ変わってバラ園横で今年も咲いていたこの花。


今年も美形!タイサンボク(モクレン科モクレン属)が花盛りでした。
ホオノキよりも花が大きくて、何より葉が分厚く常緑です。
葉の裏が茶色がかっているので、裏から見ても結構綺麗です。


蕊が落ちて溜まっていました。
まるでショウガを刻んだ?マッチ棒?ちょっと面白いです。


最後は最初生態園で見逃し、帰り際に発見したこちらの花です。


ナツツバキ!でもそれにしては花が少し小さい・・・
樹名板をみると、ヒメシャラ(ツバキ科ナツツバキ属)と。
ナツツバキ(別名シャラ)に比べて全体に小さいことから「姫」の名が冠されたようです。


前に行った六甲高山植物園にはナツツバキの巨木があります。
それに比べるととても小さくて可愛い木です。

最後の最後は、前の台風で折れてしまったユリノキの切り株・・・
脇から沢山の芽が出てきたと思ったら、こんなに成長していました!
なんだか嬉しいです。


さて、木々の2回目があったら、次は草花の続き。
しつこいようですが、どうぞさら~っとご覧くださいませ

【撮影:2023/6/10  京都府立植物園】

コメント (8)
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