伊賀越え街道から塩谷街道を巡るやんたん散歩。
あまりの暑さに「やっぱり大滝に涼みに行きたい」と、時を置かずまたまたやんたんに出かけました。
やんたん会館に車を停め、飲み物を調達。大滝に向かいます。
ここは通いなれた道ですが、地図を見ると大滝街道(中谷街道)という名前が付いていました。
最終目的は滝ですが。途中の里にも色々な花が見られます。
お~今年初見のミゾカクシ(キキョウ科ミゾカクシ属)。
こうやって見ると、やはりサワギキョウの花の形に似ていますね!
道草散歩では見られませんが、ここでは毎年必ず出会えます。
いつものオトコエシの大株。こちらも毎年同じ場所で同じように咲きます。
ここにはよく虫が蜜を求めて集まってきます。
ツマグロヒョウモンも
ハラアカヤドリハキリバチも
その時気づきました。
よく見ると、白い花と黄色味のある花が混じっています。
こちら、オトコオミナエシのようです。
地元では純白のオトコエシはなかなか見られません。不思議です。
山の方に近づいてきました。
林縁に咲いていたのは・・・
全く目立たない花ですが、シュウブンソウ(キク科シオン属)
え~野菊の仲間なの?と思いましたが、外側2列の舌状花の中に筒状花が並んでいるそうです。
この写真ではちっとも分かりません・・
そうそう、ここのススキは金色で綺麗なんです。
ここにもツマグロヒョウモン
工事現場で一番沢山咲いているベニバナボロギクにはアゲハチョウが来ていました。
トンボはびっくりするほど沢山飛んでいました。
蚊柱は言い過ぎかもしれませんが、蜻蛉柱と言いたくなるくらいです。
でもちっとも止まってくれないので、写真が全然撮れません。
木の枝の先にとまった時だけ、ちょっとモデルになってくれました。
羽の模様が違うので調べてみたら、ミヤマアカネでした。
何と、京都府では準絶滅危惧種です。
小川沿いにはタラノキ(ウコギ科タラノキ属)が沢山生えています。今花が満開です。
川の斜面には・・・
光が当たってちょっと気持ち悪いですが、コアカソの花です。
今満開で、ぼてぼてと丸い花が沢山付いているのが分かります。
雌雄異株で、ミニサイズのウニのような花は雌花、つまりこちらは雌株です。
少し地味な花が多いですが、イタドリ(タデ科ソバカズラ属)も満開でした。
赤とんぼ発見!
羽の先が茶色いので、リスアカネですね。
タラノキを見ながら、林道の方に進みました。
この後大滝に向かい、涼しい気を浴びた後、元の道を戻りました。
不思議なもので、行きには気付かなかった植物が芽につくことがあります。
このときもそうでした。
こちらの実はなにかお分かりでしょうか。
見るようであまり見ないこの実はゴンズイです。
毒のある魚ではありません。ミツバウツギ科ゴンズイ属の植物です。
ノリウツギもバッチリ。
最後はいつもいるキセキレイも出てきました。
やっぱり、期待を裏切らないやんたんです。
明日は大滝です!
【撮影:2024/9/14 宇治田原町】