寿長生の郷の野の花観音径には、里山だけではなく、田んぼや水辺もあります。
今日は、そんな場所で見た花たちをご覧くださいませ。
水辺といえば、今年は遠目でちらっと見ただけのこちらの花。
サワギキョウ(キキョウ科ミゾカクシ属)です。
藪の中に点々と咲いていたので、気づかず通り過ぎる人が多かったのですが、よく見たら綺麗。
一つ一つの花は、ミゾカクシ属だけあって、似た感じの花です。
一番似てるな~と思ったのは蕊です。
キキョウ科に多い雄性先熟で、潜望鏡のような部分から最初は雄蕊、その後雌蕊が伸びてきます。
トリミングしたら分かり易いでしょうか。右が雄蕊、左が雌蕊です。
こんなに美しい花なのに、全草毒なんだそうです。今の今まで知りませんでした。
近くの雑然とした場所にも、咲いている花はありました。
ヌマトラノオ
GL先生に「コアゼガヤツリ」と教えてもらいました。
ここにもキンミズヒキ
ちょっとしょぼくれていましたが、ミズタマソウも。
紅白のゲンノショウコです。暑くても、もうそんな季節なんですね。
近くの東屋には鐘がぶら下がっていました。
前に休憩したところですが、今回は日差しが入り込んでいたので諦めました。
そぞろ歩いていくと、次に田んぼの脇の道に出てきました。
こちらの近くに咲いていたのは
ワレモコウ
シロバナサクラタデです。咲き始めの花は得も言われぬ美しさ。
こちらはいかにもありふれた花ですが、意外と道草では見かけません。
アキノタムラソウです。シソ科アキギリ属。
花を横と、正面から見たら、こんな感じです。横顔は「食うたろか」タイプですね。
夢中で散策していたら、汗だくになりました。
心穏堂でしばしの休憩。
無人販売のカトラリーやグラスなどをノンビリ眺めて癒されました。
水辺と言ったら・・の蓮池はすっかり花が終わってこの有様。
続いて、山上の展望台の方に移動することにします。
【撮影:2024/9/7 滋賀県大津市】