なつみかんの木々を見上げて

野草大好きなつみかんです。
植物園や身近な場所の植物を紹介します。

茶畑・茶畑・茶畑~やんたん散歩2024/9(2)

2024-09-23 05:27:28 | 植物

やんたん散策の続きです。
山装備がいるという伊賀越えの道はあっさりパスし、永谷宗円生家に向かう道をたどることにしました。
標識バッチリ、舗装された道です。
ほどなく、道沿いに茶畑が現れました。



整然と刈り込まれた茶の木が美しいです。



向こうの山にも茶畑が。斜面の水はけのよい土地が生育に適していると聞いたことがあります。
なので、扇状地だった宇治がお茶の名所になったと。



気持ちのいいくらい、整然とした光景です。



植え替え中の茶畑もありました。
どのくらいで収穫できるようになるのでしょうね。



さらに先に進みます。



この道には「京都やましろ茶いくるライン」という名前が付いていました。
国土交通省のホームページには、
「お茶に関わる歴史・文化などの魅力についてサイクリングを通じて広く周知する。」
とありますが、このアップダウンでは筋力も結構つくことでしょう。



永谷宗円生家に向かう道には、車道と人だけが通れる道があります。
茶畑の間を縫う、人の道の方を進むと、ようやく下の集落が見えてきました。



コマツナギでしょうか。虫こぶだらけ・・・



転げ落ちそうな急坂を下ると、永谷宗円生家に到着。



今回は見学はパス。興味ある方は、以前のブログを見てくださいね。
突き当りには茶宗明神社の鳥居。こちらもパス。



あとは、宗円街道(塩谷(しょんたん)街道)を通ってやんたん会館に戻るだけです。
意外と花が咲いていましたね~



アキノタムラソウ



この時期に咲いているのはシシウド(セリ科シシウド属)でしょうか。
わりと普通に見られる花ですが、日本固有種なんだとか。
花はセリ科特有のレースのように綺麗ですが、とても背が高いです。



ウバユリ(ユリ科ウバユリ属)の実ですね。



塩谷街道にも小さい川が流れており、そこに看板が。
「1500万年前の塩谷砂岩層の化石です。とらないでね!見るだけよ。」
と書かれてあります。化石といわれても、詳しくないのでよく分かりません。
とりあえず、岩のところのアップの写真を・・・



ピント外れの写真かもしれません。
さらに進んだところに、以前はツルニンジンの花が咲いていました。
でも今回は見つけることができません。
代わりに見たのはこんな花。



ミニミニサイズの白い花、ハシカグサ(アカネ科ハシカグサ属)です。
語源の気になる名前ですが、「分からない」そうです。



マメ科らしいというのは分かったのですが、見たことのない花です。



ボケボケ写真ですが、トリミングしてみました。
旗弁がベージュで、翼弁の先が赤いです。
またまたGL先生に聞いてみると、ホドイモ(マメ科ホドイモ属)とのこと。
根が芋になっていて、食べられるそうです。
初見なので、ちょっと感激!



もう少しで塩谷街道の終点です。
ネコちゃんがお見送り。
そういえば、前にもいた記憶があります。



暑い日でしたが、木陰はちょっと涼しいことが分かりました。
しまった!やっぱりいつもの大滝に行けばよかった。
もっと涼しかったことでしょう。
この日は仕方がないので、濃いお茶のかき氷を食べて帰りました。




【撮影:2024/9/7  宇治田原町】

コメント (8)
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