それにしても、同じ花を見ても自然豊かな里でみる花はどうしてこんなに綺麗なんでしょう。
こちらをご覧ください。
ご存知、ミゾソバ(タデ科イヌタデ属)です。
今年初めて咲いているのを見ました。
しかも、色も姿も可愛いです!
葉が牛の顔っぽいということで、別名ウシノヒタイ。
水のあるところ、結構どこにでも生えて咲きますが、しっかり花が開いていることは少ないです。
2枚目の写真の花のように、円形の花序の一部が咲いているのが一番多いかな。
こちらを見つけたのは、里を流れる恩谷川のほとり。
川沿いの遊歩道は やすらぎの道と名付けられているそう。
見ての通り、草刈りされたようで、花は少なめ。
川の中の植物も少なく、楽しみにしていた花の姿も見えない・・・
と思ったら、ほんの少しだけ咲いていました!
見つめあう、ツリフネソウ(ツリフネソウ科ツリフネソウ属)とゲンノショウコ。
がんばって川辺まで下りて行きましたが、咲いていたのはやっぱり一輪だけ。
前は満開だったのに~
諦めて先に行くと、こんどはこちらの花がお出迎え。
「いらっしゃ~い」
ハグロソウ(キツネノマゴ科ハグロソウ属)が咲いていました。
例年見かける花ですが、今年もちゃんと咲いていてくれて良かったです。
薄暗い場所でも育つので、林道沿いなどでよく見かけます。
続いて、見慣れた花ですが・・・
やっぱり綺麗!
ミズヒキ(タデ科イヌタデ属)ですが、花が綺麗に開いていました。
その近くで見つけたこちら。
コアカソ(イラクサ科ヤブマオ属)です。
明るい湿った林縁に生えるとのこと。
お散歩道にはヤブマオは沢山咲きますが、コアカソはありません。
続いて、里の外れの散策道へ。
いつも何か咲いているのですが、やはり草刈り後。
アザミの仲間ですが、何アザミかはとても難しいです。
つまり、分かりません。
お次は、もう実になっていました。
ウドの大木のウド(ウコギ科タラノキ属)です。
タラノキは木ですが、こちらは草。でもよく似ています。
実が熟すと真っ黒になります。
次に向かったのは、恩谷川から見ると反対側の里の外れ。
サルナシの木があるのですが、今年は何も生っていませんでした。
ここで見かけたのはこちらの花。
ちっちゃ~
こちらはヒメジソ(シソ科イヌコウジュ属)です。
イヌコウジュによく似ていますが、茎は無毛。イヌコウジュの方は犬だけに毛が生えています。
沢山咲いていました。
ということで、また道草日記になってしまいました・・・
つくづく、その辺の野草が好きなんだな~って我ながら思います。
【撮影:2024/9/23 京都府南丹市】