最初にクイズです。
この花は何でしょう?
ちょっと花が小さいので、トリミングしてみました。
マメ科の特徴的な花のつくり、旗弁、翼弁、竜骨弁(舟弁)がよく分かります。
白に紫色の斑があるのは、蜜標でしょう。
そして、三出複葉の葉や茎にはもじゃもじゃの柔らかそうな毛が生えています。
こちらは、ネコハギ(マメ科ハギ属)です。
全体に毛が生えていることからネコに例えられたようです。
ところで、ネコがあれば、イヌもあるのでは・・・と思うのは自然。
前からイヌハギという植物の存在は知っていたのですが、見たことはありませんでした。
ところが、今回たまたまネットでネコハギと並べて比較した写真をみてハッと思い出しました。
こちらをご覧ください。
先日京都府立植物園に行ったときに何気なく撮った写真。
名前が分からないので、投稿していませんでした。
でもこれってもしかしてイヌハギかも。
河原や海岸の草地に生えるそうですが、京都では絶滅寸前種なんだそうです。
海岸の植物ゾーンで咲いていたので、間違いないような気がします。
それにしても、名前の由来は例によって「ハギより綺麗じゃないのでイヌハギ」だとか。
本当に昔の人の命名センスはいかがなものかと・・・花にも犬にも失礼すぎます。
こちらがわち山野草の森に咲いていた「ハギ」ですね。
このハギに比べても、猫、犬ともに遜色ないと感じるのは私だけ?
はい、今日はここまで・・・ではあんまりなので、他に見られた花を順々に載せていきますね。
今の時期、植物園などではごく一般的にみられる花ばかりなので、クイズ形式で・・・
もういい加減お腹いっぱいかもですが、カリガネソウが咲いていました。
ピンクの花も・・・何度見ても可愛いので、写真を撮ってしまいます。
でももう、大半が実になっていました。
次は木の実です。
入園するときにもらった「今見られる花」にも載っていたこちら。
アップで見ると・・・
青いバナナのような実は、カンレンボク(ミズキ科カンレンボク属)ですね。
それにしても、こちらがイチオシと書かざるを得ないほど、植物が少なかったとは・・・
そういえば、入るときにすまなさそうに「今は花が少ないです」とおっしゃっていました。
続いてこちらは・・・
もう草ぼうぼうにしかみえませんね。ご近所散歩の光景とほとんど変わりません。
でもって中央の白い花は・・・
こちらもヒヨドリバナのようでした。こちらは無蝶。
下を見ると・・・
タヌキモが咲いていました。こちら、本当に花期が長いですね。
花期が長いといえばこちらも・・・
トチカガミです。
透明感のある白い花弁が結構好みかも。
その時、ひらひらとチョウが飛んできて、近くの柵に止まりました。
出てきてくれてありがとう~
アカタテハですね。
あとは・・・
アキノタムラソウに
スズムシバナが少し。
そして、この子は誰?
チョウではなくてガでしたが、なかなかオシャレな配色ですね。
ホタルガです。
ということで、今回のわち山野草の森はこんなところでした。
人が全然いないと書きましたが、皆さんよくご存じなのですね・・・
帰りには、沢山歩いた自分へのご褒美に、道の駅「和」で、和栗のモンブランソフトを頂きました!
まるでネナシカズラの茎のように細いモンブランが美味しかったですよ~^^
【撮影:2024/9/28 わち山野草の森】