久しぶりに山科川下流にお出かけしました。
いっても、電車を使えば20分くらいです。
急ぎ足で右岸堤防上の歩道を下流方向に歩いていくと・・・
土手に赤く見えているのはヒガンバナ。
そして、見たかったあの花は・・・咲いていましたよ!
前日の雨で少し草がなぎ倒されていましたが、堤防上の道から沢山の花が見えました。
ヤナギバルイラソウ(キツネノマゴ科ルイラソウ属)です。
急ぎ足で、川辺に下りる階段まで移動し、下におりました。
びっしり咲いています。
それにしても、初めてここでヤナギバルイラソウを見たのは9月中旬でした。
咲くタイミングがそれより20日以上遅くなっている感じです。
マイアルバムを確認したら去年も10月初めに咲いていました。
そして、去年も今年同様酷暑でした。
ということは、やはり温暖化のせいなんでしょう。
このヤナギバルイラソウ(別名ムラサキイセハナビ、ヤナギバスズムシソウ)。
普通にお庭で育てられていたのですが、徐々に逃げ出し、今はすっかり野生化しています。
南米、メキシコ原産とのことですから、今の温暖化で日本は住みよい場所になったのでしょうね。
それにしても繁殖力が強すぎて、場所によっては駆除対象にもなっているとか。
外来種デパートの山科川は安住の地になるのでしょうか。
ムラサキルエリアにも似ていますが、ヤナギバルイラソウはその名の通り葉が細いです。
これだけ増える秘密はその種にあります。
細長い莢のような種が弾けて、四方に種を飛び散らせるのです。
しかも、ここは川ですから、いずれ流域に広がることは間違いないでしょう・・・
同じく熱帯アメリカ原産のマメアサガオ、仲良く一緒に咲いていました。
そしてこちらも・・・
ちょうどヒガンバナも満開でした。
最初にヤナギバルイラソウを見たのは9月中旬だったのでヒガンバナとは時期が違いました。
それが、お互い咲く時期がずれたので、一緒に見られたというわけです。
そしてもう一種類咲いていたのは・・・
タマスダレです。
こちらもビックリするくらいに増えています。
異常気象の勝ち組、負け組でいくと、完全に勝ち組ですね。
期待していた花がみられたのでスッキリしました。
この3種類以外にも、結構花が咲いていました。
明日はそんな花たちを載せますね。
【撮影:2024/10/5 京都市伏見区】