なつみかんの木々を見上げて

野草大好きなつみかんです。
植物園や身近な場所の植物を紹介します。

ねねの寺、高台寺参拝

2024-05-30 05:31:02 | お出かけ

5月の隙間時間散歩シリーズ最終回は高台寺です。
京都市内に行く用事があり、少し時間があったので思いついて高台寺に行ってきました。

途中の道で出会った山伏さんの行列です。
行列の後ろを沢山の観光客がぞろぞろと付いて歩いていたのでちょっと笑ってしまいました。


ここからふらふらと小道を歩き、高台寺に到着です。
ずーーっと昔、夜間拝観に行ったような行かなかったような・・・
内部の記憶もほとんどないので、今回が初めてのようなものです。
拝観料を払ってまず御朱印をいただき、順路を進むと見えた光景がこちら。


まるで祇園祭の鉾のような建物はその名も「祇園閣」。
織田信長・信忠親子の菩提を弔うために創建された大雲院に中にそびえる塔です。
こちらは近代日本を代表する建築家・伊藤忠太の設計による昭和の名建築。
元々は大倉財閥創始者の大倉喜八郎の別邸の一部として建てられたそうです。
ずっと気になっていたので、調べられて良かったです。

ここから高台寺の境内を順路に従って拝観します。
高台寺は秀吉の妻の北政所(ねね)が秀吉の菩提を弔うため1605年に建立した臨済宗建仁寺派の寺院です。
ねねの院号が高台院であったことから、高台寺と付けられました。
禅宗寺院でありながら、秀吉とねねの霊廟でもあります。

まずは伏見城から移築された方丈を見学します。
お庭が素晴らしいのですが、あまりに天気が良すぎて枯山水の白砂が眩しいです。
「撮影スポット」と書いてあったので写しましたが、写真がイマ億・・・
ちゃんと見たい人は、ネットで春の写真を見てみてください。枝垂れ桜が素晴らしいです。


お庭のスギゴケから小さいモミジの芽。枯山水ですが、枯れてません。


方丈の向かいには偃月池とお庭。回廊と奥の建物の途中にあるのが観月台。こちらも伏見城から移築。


サルスベリの木がありました。


門の向こう、左手の門を入った奥が開山堂です。人が多くて写真はなし。


青紅葉は思った通りとても綺麗でした。


さらに奥に進むと、臥龍池という池があり、その奥に長い回廊。
緑に埋もれて見えません。


この回廊は臥龍廊というそうです。そのままですね。


横から見ると、いかにも龍が横たわっているような姿です。


いや~結構奥が深いです。とにかく目に痛いほどの緑。


この回廊の突き当りには霊屋(みたまや)という建物があります。


そしてさらに先には、傘亭と


時雨亭。いずれも重要文化財です。


それにしても暑いです。
境内にはアップダウンも多く、とても暑い日だったのでちょっと疲れてきました。
おや、竹林がありました。ここからようやく下りです。


下り切ったところで、向こうにレンタル着物を着た外人さんたちが何やら右手を指さしています。


恋人たちの聖地がこんなところにも!!


ねねは秀吉の糟糠の妻ということで、夫婦円満や恋愛成就の聖地になっているのでしょうか。
それにしても、この日は着物を着た外人さんを沢山見ました。
この暑さです。おそらく日本人は着物を着て歩こうと思わなかったのかも・・・
緑だけが涼を運んでくれますね。





やっと元の場所に戻ってきました。
ふーっ、ここらでお茶を一服。
と思った方はこちらでどうぞ!雲居庵です。
私はかき氷がないから入りませんでした・・・かき氷は冗談です。


それにしても、高台寺は伏見城から移築した建物が多いです。
秀吉の没後、ねねがどんな気持ちでここで過ごしたのか、考えてしまいました。
でも建立されてから400年以上経った今、秀吉とねねの仲良し夫婦コンセプトが随所に!
観光客の人気を集めていました。
  

最後は出たところにあった、天満宮。
開運・出世・健康長寿・災難厄除などにご利益があるそうですが・・・


なんだか、恋愛成就、夫婦円満に変わってる!?


これでミニ京都観光案内はおしまい。
これからも機会があれば、有名どころに行って記事にしていきますね。
これまで観光客が集まるような神社仏閣や観光地にはほとんど行きませんでしたが、
せっかく京都に住んでいて勿体ない!と関東から来た若い後輩に言われ、反省。
もうちょっと仕事が楽になったら、京都検定もいいかな~と思う今日この頃です。

【撮影:2024/5/18  高台寺】


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14 コメント

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おはようございます^^ (attsu1)
2024-05-30 07:21:13
祇園閣、臥龍廊,
うわぁ~、これは、また見応えある建造物、
さすが京都なのを感じます。
見どころ満載ですね。
いま億と書かれていますが、知らないところなので、
どれを見ても、感心しきりです^^

糟糠
これが読めないし、意味が分からない
検索してなるほどぉ~
まだ成功していない時期に結婚した、
ねねと秀吉、ねねが良い妻だったのが分かります。

ねねの寺、高台寺参拝、
楽しませていただきました。
ありがとうございます^^
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高台寺 (ダリアクミコ)
2024-05-30 10:56:19
なつみかんさん

お早う御座います!
高台寺は前回夫とその前には現役時代同僚とは
秋でした夫といった2回目にやっと良さが解りました
何となくねねの人柄が溢れているのを感じました
お祭りもあるのですね。


やっと調子戻りすっきりしました昨日やっと
吉川のサギのコロニーに行ってきました
到着16時過ぎ出稼ぎに行っていた鷺たちが
帰って来てよかったです整理次第投稿したいと
思います。
返信する
高台寺 (ran1005)
2024-05-30 15:12:41
時代を少し遡りますが、大河ドラマで佐久間良子さんが寧々役を演じられた時
高台寺に参拝しました。
と言っても、寺院と言うイメージより別荘の様な記憶が強く残って居ます。
臥龍廊は紅葉の頃も素敵ですネ。
新緑の美しさは想像に余りありますヨ。
御霊内陣に祀られている寧々像は印象深く記憶に残って居ますヨ。
ふらふらと小道を歩き・・・
高台寺にいらっしゃれる環境が羨ましい限りです。
返信する
こんにちは (チー子)
2024-05-30 16:45:14
随分前に言った覚えがありますが随分私の記憶とかけ離れています

流石なつみかん様の解説よくわかります
是非京都検定挑戦を
返信する
こんばんは (shu)
2024-05-30 17:56:00
高台寺は名前は知っていましたが、どこにあるのかすら知りませんでした。
秀吉の菩提を弔うため北政所が建立したお寺さんですね。
1605年というと、徳川家康が征夷大将軍になって2年後ですから、大きな歴史の変換点にあったわけです。
立派なお寺さんですね。お寺さんの境内に恋人の聖地があるとは驚きました。
かき氷が無くて残念でしたね。
返信する
千姫の話題 (ninbu)
2024-05-30 18:35:19
なつみかんさん、こんばんは。

秀吉とねねの霊廟でもある高台寺、名前も謂れも初めて知りました。
京都にはこのような歴史上の有名人ゆかりの寺院がたくさんあるよ
うですね。

京都の神社仏閣を見ていつも思うのは、とにかく敷地が広大です。
京都市の面積に占める神社仏閣の割合はかなり高いのでしょうね。

余談ですが、私も4月に茨城県常総市の弘経寺というお寺に行って、
このお寺が千姫の菩提寺であり、千姫の遺骨の一部が納められてい
ることを初めて知りました。

また、千姫ゆかりの自治体である茨城県常総市、三重県桑名市、兵
庫県姫路市、東京都文京区、岡山県岡山市、島根県津和野町で、大
河ドラマ「千姫」誘致の会を作り活動しているということも知りま
した。

ねねの話題よりも、千姫の話題が中心になってしまい申し訳ありま
せんでした。m(__)m
返信する
お写真涼しげですが・・・ (ヒゲオヤジ)
2024-05-30 19:51:57
なつみかんさん、こんばんは(^-^)/
高台寺のご案内、どのお写真もホント素敵ですね。
やはりさすが京都のお寺です。新緑や竹林爽やかで鈴繁ですが、本当はとっても暑かったとか・・・
お疲れ様でした。
余談ですが、先日忙しい中、春バラが終わってしまうと思い、
急遽栃木のあしかがフラワーパークに言ったのですが、関東でも暑い内陸の栃木県、
軽く30℃超え、ムチャクチャ暑かったです(^_^;)
と言う事でお約束、27日からのご投稿のコメントでは、京都御苑、ホント大きいですね!
残念ながら、京都は通過ばかりで中々ユックリ観光をした事が有りません。
御苑も横を通った事は何回か有ったのですが、中に入った事が有りません。
なつみかんさんのお写真で行った様な気になっております。
そして28日ご投稿、山科川散歩との事、セイヨウミヤコグサ、調べたらマメ科の植物とか、
但し写真は黄色のモノばかりでオレンジ色の花は珍しいですね。勿論お写真素敵です。
因みに29日メインのアオサギ君、ここでも登場、存在感大!
その29日のトップを飾るアオサギ君、最初のお写真何か蓑をを被った様な姿、雰囲気面白いです。
そして東寺、こちらもやはり京都の古刹、ホント素晴らしいです。
最後になつみかんさんのターゲットの一つ、鳥さんですが、勿論カルガモ達もかわいらしいですが、
やはりアオサギの迫力に目が行ってしまいます(^o^)
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酒糟に糠味噌 (なつみかん)
2024-05-30 21:11:29
attsu1さん、こんばんは。
普段通ることはあっても中にはなかなか入らないのですが、緑が美しいというウワサで中に入りました。
ほぼ日本人がいなかったですね~
お庭の写真をみて、今度行った時の参考にしようと思いましたが、季節によってずいぶん趣が違うようです。

糟糠は、酒かすに米ぬかを意味し、貧しい生活を共に苦労した夫婦と言う意味なんだそうですね。
手で書くのは難しい言葉ですね。
秀吉とねねにふさわしい言葉だと思います。

付近には霊山観音を始めいろいろなお寺がありますが、一回に一か所が精一杯です(笑)
返信する
そうでしたね! (なつみかん)
2024-05-30 21:13:30
ダリアクミコさん、こんばんは。
体調が良くなられたようで良かったです!
やっぱり、機材担いで鳥撮りに行くダリアクミコさんでなくっちゃ!
サギコロニーのお写真楽しみです。

そうそう、ダリアクミコさんが京都に来られた時に高台寺にも行かれていましたよね。
その時は何気なく拝見していましたが、自分で行ってみて、奥の深さに驚きました。
お祭りもあるのですね。
人が多そうです。
返信する
お住まいを移築 (なつみかん)
2024-05-30 21:18:07
ran1005さん、こんばんは。
高台寺の建物は、伏見城から移築したものが多いそうですね。
なので、お寺というより別荘的なのかもしれませんね。
臥龍廊、確かにこれだけのカエデがあれば、紅葉の時分は綺麗でしょうね~
ここに限らず、お寺中がカエデだらけだったので、紅葉のときも行ってみたいとちょっとだけ思いました。
ただし、人が多すぎなければ・・・

寧々像、撮影禁止ですが結構印象に残りますね。
お庭も素晴らしいですし、このお寺だけでも十分見ごたえがありました。
確かに恵まれているのかもしれませんね・・・
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