関西ではすべての府県の緊急事態宣言が解除され、徐々に人通りが戻りつつあります。
久しぶりにオープンしたショッピングモール、店によっては「密やろっ!」と突っ込みたくなるような光景も・・・
それでも誰もがマスクを着け、大声での会話を控え、距離を空けようとする心配りは感じられました。
新しい行動様式、かなり定着しているようです。
かく言う私も、早速いつもの〇〇と〇〇に行ってきました!
その様子は、また写真の整理ができたらご紹介しますが、今日はずっともやもやしていたあの花たちの話。
名前が極めて紛らわしい、春から夏に咲くキキョウ科の道草たちの見分け方を整理してみました。
最初はヒナギキョウ(キキョウ科ヒナギキョウ属)
れっきとした在来種です。
明るい日差しの下、芝生からひょろ~んと伸びた花茎にぽつんと優し気な薄紫の花を咲かせているのをよく見かけます。
キキョウの仲間らしい雰囲気のある花です。
ただし、とても小さいのと、朝夕や雨がふったら閉じているので、案外気づかないかもしれませんね。
慣れたら、花がなくてもびよ~んと伸びた茎と蕾だけでも分かりますよ♪
(2019/7 京都府立植物園)
前にも投稿しましたが、3つに分かれた花柱の先がふわふわして可愛い。
(2020/5 宇治川)
お次はヒナキキョウソウ(キキョウ科キキョウソウ属)。
北アメリカ原産の外来種です。
さっきのヒナギキョウにソウが付いているだけなのですが、どんなお花でしょうか。
おや、結構綺麗じゃないですか。濃い紫の花が長い茎の上にぽつんと一つ咲いています。
この草、花の下の方に実が段々についているのですが、花が順番に咲き上ってきたということでしょうか?
その割には、どれもてっぺんに花が一つ付いているだけで、他に咲いた形跡がありません。
それもそのはず、このヒナギキョウソウ、花は頂点の1つだけで、後は全部閉鎖花なんだそうです。
上の写真では、花の下に、閉鎖花から出来た実が少し見えます。
このやり方は繁殖の効率がいいのか、次にご紹介するキキョウソウに代ってどんどん増えているようです。
葉はキキョウソウに比べて小さくて細く、あまり茎を抱くことはありません。
(以上、写真は2020/5 京都市)
最後はそのキキョウソウ(キキョウ科キキョウソウ属)
このお花、私が初めて気づいたのは2015年で、ミニサイズのキキョウのような花に感動しました。
北米・南米原産の帰化植物で、日本ではその辺の道端に普通に育ちますが、最近は、ヒナキキョウソウに押され気味・・・
(2020/5 京都市)
花だけではさっきのヒナキキョウソウとどこが違うか分かりませんよね。
まず、花付きが違います。下から順に咲き上り、咲いた後実になります。
また、葉が丸く、茎を抱きます。
・・写真が悪くてよく分かりませんが、縁に少しぎざぎざのある丸い葉がエリマキトカゲのように茎を抱いています。
2016年に近くの電柱の下から生えてきたキキョウソウの写真がありました。
これがまさに特徴的なキキョウソウの姿です。
葉が段々につくので、ダンダンギキョウの別名もあります。
残念ながら、このキキョウソウ、今はなくなってしまいました。
以上をまとめると・・・
ヒナギキョウ:ひょろんと伸びた花茎から薄紫の花を一つつける
ヒナキキョウソウ:てっぺんに紫色の花が一つ。その下に段々に葉と閉鎖花(または実)が付く
キキョウソウ:下から順に花が咲き上る。葉はエリマキトカゲのように茎を抱き、段々に付く
どうでしょうか?
みなさんのおうちの周りにも咲いていませんか?
最新の画像[もっと見る]
-
幸せの青い鳥を追いかけて~京都府立植物園2025/2中旬(3) 21時間前
-
幸せの青い鳥を追いかけて~京都府立植物園2025/2中旬(3) 21時間前
-
幸せの青い鳥を追いかけて~京都府立植物園2025/2中旬(3) 21時間前
-
幸せの青い鳥を追いかけて~京都府立植物園2025/2中旬(3) 21時間前
-
幸せの青い鳥を追いかけて~京都府立植物園2025/2中旬(3) 21時間前
-
幸せの青い鳥を追いかけて~京都府立植物園2025/2中旬(3) 21時間前
-
幸せの青い鳥を追いかけて~京都府立植物園2025/2中旬(3) 21時間前
-
幸せの青い鳥を追いかけて~京都府立植物園2025/2中旬(3) 21時間前
-
幸せの青い鳥を追いかけて~京都府立植物園2025/2中旬(3) 21時間前
-
幸せの青い鳥を追いかけて~京都府立植物園2025/2中旬(3) 21時間前
ちょど自分もお寺の木々を見たところだったので、ヒゲオヤジさんの記事の緑が目に飛び込んできました。
近場でもいいところがありますね~
奥様がさっさと先に行くので、小さい花が見つけられない・・・なんだか分かります。
私も、自分に興味のないところでは先先いってしまうので。
そんなもんですよね(笑)
ニゲラとカラーをほめてくださってありがとうございます。
自分でも白いニゲラはちょっと気に入っていたので・・・
青は難しいです。
多分みたらすぐにわかると思います。
ヒナギキョウは花があまりにも小さいので、慣れないと難しいかもしれませんが・・
キキョウソウはそこそこ花が大きく、色も綺麗なのであれば気づきますよ~
エリマキトカゲ、見たところは本当にそんな感じです。
似た草は、葉の付き方の違いで見分けられることもあるのですが、キキョウソウとヒナギキョウソウはかなり違うので分かりやすいです。
出会うときには出会うので、きっとその時に「あ、あれや!」と思ってもらえるのではと思います。
小さいけれど、キキョウの美しさを十分に持っているので・・・
でも、この中ではヒナキキョウソウが一番見栄えがしないでしょうか。
(ヒナキキョウソウさん、ごめんなさい!)
〇〇、お楽しみに!
いつも通勤途中や短時間の散歩中に撮るので、写真はイマ億ですが、自分自身、やっと区別が付きました。
調べてみたら、これまでキキョウソウと思っていたものの半分くらいが、ヒナキキョウソウでした。
てっぺんに花が咲いているのを、下から咲いてきて最後の一輪だと思い込んでいたんです。
fukurouさんに「区別が難しい」と言われなかったら、疑問にも思っていなかったと思います。
コピペ、こんな記事でよかったら、いくらでもどうぞ!
今度はニワゼキショウか、マンネングサの仲間か、
な~んて思っています。
私もこれまでヒナギキョウとキキョウソウは知っていましたが、ヒナキキョウソウの存在は知りませんでした。
たまたまどなたかの(fukurouさん?)のコメントで拝見して、ん?と思った時、たまたま通勤路に咲いているのを見かけたのです。
短期間で3つともみられたのはラッキーでした♪
キキョウ科、大小ありますが、どれも素敵ですよね。
早速私のブログにコメント有難うございましたm(__)m
今週から来週に掛けては何かと忙しく、何とか昨日ブログを更新した次第です(^_^;)
自粛期間中は家内の散歩の付き合いで比較的近い山の様な公園ばかり行っておりましたが、都内の公園では今回の花々(キキョウソウ等)は見かけませんでしたね。
尤もカミサンがサッサと行ってしまうので、有ったとしても多分見つけられなかったでしょう(笑)
いやぁ〜またしても勉強になりました(^0^;)
後は最近のご投稿で気に入ったお写真も沢山あったのですが、その中で強いて言うと5月21日ご投稿のセンダンの蕾、光がとっても綺麗ですし、5月22日ご投稿のニゲラとカラーのお写真、これも雨にしっとり濡れて綺麗です(*^^)v
まあ、よく似た名前の花達ですね。
背地名を読ませて貰えば特徴は分かるのですが、実際に見てわかるでしょうか?(^^;)
見ているのかもしれにけど、分からないで終わっているかも。
最後のエリマケトカゲが、上手い表現で感心しました。(^^♪
このヒナキキョウさん達、まず逢ったことが無い、
特別な色なので気が付くと思うのですが・・
難しいですね・・。
桔梗と枝咲ききキキョウは解るんだけど・・。
野に咲く花はやっぱリ難しすぎます。
好きこそなのでしょうね・・。
一つの〇〇は?ですがもう一個は多分合ってる♪
おはようございます。
この3種、いつもこんがらがって、悩みの種でした。
これはどっちだったかな?と分からなくなります。
文章と写真コピーさせてもらってもいいでしょうか?
と言いながら右クリックの規制がかかっていないから、コピーさせてもらいました。
忘備録に張り付けておきます。
ありがとうございました。
この早口も中々難しい(^^ゞ
そして、早口言葉に続き、ヒナギキョウ、ヒナキキョウソウ、キキョウソウと
見ているようで見てないかもです。
そして、今日、キキョウは出ていませんでしたが、キキョウも咲く季節になってきましたよね。
そう言えば私も、キキョウ、まだ見ていない(^^ゞ