Junky Monologue

   ひとりよがりな趣味のお話し。

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スピーカー作りは楽しいのか?

2012年06月12日 21時05分16秒 | スピーカー
もちろん楽しいに決まっている。
何であれ何かモノを作るのはとても楽しい経験だ。
かつて趣味としていた3DCG制作もそうであった。

では何故スピーカーなのか?
それは私が音楽を聴くくらいしか趣味と言えるものを持っていないからで、
加えて自分では何も楽器を演奏できず、ただ聴くことしかできない寂しいオヤジだからに他ならない。

とは言え、もう少し真面目な理由も書いておこう。

やはり一番大きな利点は出費が少なくて済むという点だが、
しかしこれはパーツや材料の選び方で大きく可変する部分なので一概には言えない。
完成品と同じく上を見ればキリがないって事だ。
ほどほどに的確に作れば確かに費用対効果は大きい(もちろん労力は勘定に入れない)。

尚且つ出費少なく効果を最大にするにはとにかく「安く作るぞ!」という意識が一番大事である。
いくら材料費が安くても高価な工具類を揃えたりしたら元も子もないし、要は創意工夫なのだ。
たとえば壊れたラジカセから外した小さなジャンクユニットですらほんの少しまともな箱に入れてやるだけで、
見違えるような音が出る事も往々にしてある。

さてさて自作スピーカーの音についてだが、
これは使用するユニットと箱の考え方設計によって千差万別に変化する。
ほんとうに色んな「音質」という考え方が自在に成り立つ事に驚いてしまう。
音質の良し悪しではなく根本的な世界観が異なると言った方が良いかもしれない。
私の場合、実にこの点こそ一般の完成市販品では味わえない最大の楽しみなのである。

オーディオ装置など所詮は再生音の世界なので、
可能な範囲で異なる様々な音質で音楽を楽しめればそれに越したことはない。
何故なら音質が変わると聴き慣れたはずのお気に入りの音楽も全然別の音楽に聴こえるし、
同じ音楽についての解釈や評価がまったく違ってくることがあるし
それまで嫌いだった音楽が突然好きになる事すらあるのだから。

長くなったので今日はとりあえずこのへんで続きはまたの機会に。