Junky Monologue

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10cmウッドコーン多重バスレフ完成

2012年08月12日 23時56分00秒 | スピーカー
待望のParcAudio10cmウッドコーン多重バスレフ用板材が届いた。
さっそく下準備
まずはバッフル板のザクリ加工。


なぜこんな加工が必要かというとご覧の通りユニット裏側の空気の抜けを確保するため。


で、次はダクト穴の処理

ダクトパイプの外径48mmに対し板の穴の外径は3mmほど太くしてあるので、
クッション性のあるウレタン両面テープを穴のコバ口に貼り、更に100円ショップで買ったフェルト生地を貼る。
これでパイプの抜き差しが自由に出来るようになる。
で、下がダクトを差し込んだところ。


あとは普通に板材を組んで行くのだが、ボンドが乾くまで板を圧着しておくハタ金という道具を持っていないので、
電動ドリル/ドライバーを使ってコースレッド(木ネジ)でビュンビュン締めて行く。


下がユニット取付け直前の状態、コバ口が黒いのは後からメンテナンス調整出来るように側板を取り外し式にするためパッキング用にゴムの薄板を貼ってあるため。

最初は吸音材も少なめにユニットの入る空気室だけに取り付ける。

下が完成写真(中央の2台が今回のもの)


ニスや塗料の匂いが嫌いなので塗装は行わない主義である(本当は面倒くさい?)。

本当はボンドが完全に乾燥して木材の応力変形が抜けるまでは音出ししない方が良いのだが、コースレッドでしっかり固定されているのと、さほど複雑な構造でもないので、やはりそこは待ち切れず、さっそく音出ししてみる。
相当にブーミーな音になる事を予想していたのだが、意外にもスッキリした音が聴こえてくる。
一聴したところなかなか良いバランスに聴こえるのだが、元々の設計意図が50hz以下の再生を目指していたので信号音を流してチェックしてみると、むむむ・・・60hzあたりから聞こえにくくなり50hz以下はまったく聴こえない・・・。
しかしサイモン・ラトル/ベルリンフィルのブラームス交響曲4番を聴いてみると、オーケストラの低域の量感はなかなかのものである。
なんとなくバックロードホーンっぽいスケール感と音場感がなかなか良い感じである。
ちょっと肩透かし的印象ではあるが、これはこれで良いのかもしれないと思いつつ、ゆっくり時間をかけてチューニングして行くとしよう。

ついに部屋がこんな風に。

地震が来たらかなりヤバイ・・・配置替えの要あり。