Junky Monologue

   ひとりよがりな趣味のお話し。

   JunkなものしかないJunkなブログでございます。

10cmウッドコーン多重バスレフの続き

2012年09月04日 01時24分52秒 | スピーカー
前回の作成直後のダクト設定はとにかくおかしい。
50hzが聴こえにくく60hzが限界というのはユニットの素の性能なのでせっかく作った箱がなんの役にも立ってないに等しい。
予想の通りではあるが事前のシミュレーション計算がまったく違っているということだ。



ってことでダクトをとっ換えひっ換え何回も組み合わせを試すことに、あれからジャカルタに行ってた間を除く土日はヒアリングテストの繰り返し、こりゃもうビートたけしの数学番組のコマネチ大学状態(笑)。



何度か試すうちにビル・エバンスのWaltz for Debbyがなんとなく良さ気に聴こえてきたのでCDプレーヤーの演奏時間を睨みながらスイープ信号を流してみると、開始2秒目から微かに音が聞こえはじめる。
これは30hzあたりかもと思ううちに音がどんどん大きくなる。40hzあたりでは既に実用範囲の音量、50hzあたりからはすっかりフラットなレベルになった。



これでなんとかとりあえずは目標達成ということで、試しに今度はブルーノ・ワルターのブラームス交響曲3番を聴いてみると、おお~、コントラバスのメロディーラインがよくわかる。
それからはクラシックは無論のことロックやジャズも含めCDをとっ換えひっ換え試し聴き、割とオールマイティーにこなしてくれるが、もしかすると案外ロック向きのスピーカーかもしれない。



ちょっと心配していた打楽器の衝撃力も十分にある。しかしクラシックの場合は低域の解像力が少し気になる。
この解像力不足は外に向いたダクトの径を細くすればなんとかなるかもしれないと思いつつ、当面しばらくはこの状態で使ってみよう。
やっぱりとにかくローエンドが伸びて来ると実に気持ちがいい。



あとは100円ショップで買った焼き網でユニットガードを作る、見た目に拘りはいっさいなし(笑)。