Junky Monologue

   ひとりよがりな趣味のお話し。

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なかなか手強い10cmウッドコーン

2012年09月23日 22時28分59秒 | スピーカー
前回のダクト変更で、割といい線まで来たには来たのだが、しばらく使ううちに気に入らない処が目立ってきてしまった。

やっと低域が十分に出てきたのはいいがやはり輪郭が甘く解像度が低い。
いったん解像度の低さが気になり始めると、どうも全帯域についても解像力不足が感じられる。
値段がうんと安いフォステクスのユニットを使った他の2台のスピーカーの方がこと解像力と分解能に関しては遥かに良い。
これじゃどうしようもないというか、せっかくの投資に意味がない。
がしかし、スピーカー作りは諦めてはダメなのだ。

・・・ってことで、ン?回目のダクト交換。
前回の交換で、周波数不明ながらなんとなく本当の共振点がわかってきたので、もう少しブラッシュアップを試みる。
前回の設定ではふたつの空気室のダクト長を同じにしたため、ふたつある外に向いたダクトの共振周波数がかなり近かったはずなので、今回はこれを少しズラしてみることにした。上側のダクトの共振周波数を少し上に上げ、下側のダクトはわずかに下げてみる。



ダクトの長さでたった3cm、共振周波数にするとほんの数Hz違うだけなのはずだが、音出ししてビックリ、前回までとは全然違う。
理屈で考えると共振周波数とは関係のない中高音に変化があるはずないのだが、どういう訳か中高音の抜けが良くなりくぐもり感がなくなって解像力がうんと良くなった。
ユニットの振動板背面にかかるプレッシャーに違いが出来るのだろうか?、ウッドコーン故の振動板の重さによるデリケートさなのか?、これがスピーカー作りの面白さと言えばそうなのだが、理由はさっぱりわからない。
それはともかく問題の低域についても多少シャープになって少しだけどゴリッとした感じが出てきたような気もする。
オーケストラのコントラバスの音色の違いが僅かながらわかるようになってきた。

ようやくこのユニットの肝に少しだけ近づいてきたような・・・けど、あともう少し・・・。
次はダクトの径を少し細くしてみるか?・・・ホームセンターでVP30塩ビ管を買ってこないと・・・。