結氷し、その上に雪が降り積もり一面真っ白になっていたダム湖が、雪解けで水位が上がるとともにその氷が割れ、流氷のようになるのを 雪流れ という。
どーしても見たい。ナイヤガラの滝と化す黒又ダムも。
黒又ダムまでの道が除雪完了したかどうか市役所に確認してないが、出発。
今回も、国道17号川崎ICから国道351号線・新榎トンネル越えで栃尾に抜け、国道290号経由で入広瀬へ。トンネルまでは雪も消え、道端にカタクリなんぞも見られるんじゃないか?と思いながら車を走らせていたが、トンネル抜けると道の両側にはまだまだ雪がたっぷり。雪国の春はゆっくり。
道の駅いりひろせの先で右折し、黒又ダムを目指すが、やはり除雪されておらず。空振り。想定済み。負け惜しみ。
回れ右で破間川ダムへ。
カタクリには逢えなかったが、途中、雪が消えた小川の周りには水芭蕉が。
七曲スノーシェッドを抜けると広い駐車スペース。ここは前回、鉄ちゃんがカメラ構えていた場所かぁ。
降りて確認。なるほど、絶好の撮影ポイントなんだ。
すぐ先の只見線大白川駅の時刻表でダイヤを確認すると、約1時間後に下り列車が通過するらしい。
破間川ダムまで往復して丁度いい時間かも。
破間川ダムの入口着。
ここも同じく除雪されてなかったが、低くなった雪の壁の上に登れるくらいには雪解けが進んでいた。
登ってみると、
割れてる。割れてる。これを見に来た。
写真右にダムへ続く道がある。ダムへ向かったような足跡もある。行ってみたかったが、デブリが道をふさいでいるような場所もあり、断念。ひとりなら?行ったかも。
同じように雪流れを見に来ていた女性が、赤い橋の方もいい、と。勿論行きます。
車を少し進めて、お気に入りの展望地点へ。
前回3月7日の写真。
きょうは、
こうして端から割れていくのか?
青いダウンの男性が、今年は割れるのが特に早いと教えてくれる。
おまけに5月の同地点からの写真。
さらに上流側の方が凄い事になってるようだ。
少しずつ車を進め、路駐して、カメラ抱えて車から飛び降り、撮影、を何回かくりかえす。
まさに流氷。まさに雪筏。
ダムも半分ほど見えるようになってきた。
ダムをアップで。
赤い橋=浅草大橋まで来た。
ダムをアップ。赤い構造物の両側が非常用洪水吐。雪解け進むとそこまで水位は上がるんだろうか?
ダム湖を回り込むように続く道も除雪されてるようだが、この先、道は特に狭くなり雪崩が怖いのでここまで。
雪流れ。堪能した。
ほんの2週間ほどの、雪国魚沼に春を告げる歳時記。
さて、大白川駅を下り列車が発車するのは9時59分。間に合いそう。急いで戻る。
七曲スノーシェッド着。
ほどなく下り列車がやって来た。
電線の縛りを受けず、どこまでも走れるのがディーゼルの魅力。と、ある鉄ちゃんの言葉。
連射。だが、近づくとピンボケ。前回撮影した時は、徐行のようなスロースピードだったので、シャッター速度をさほど上げなくても大丈夫かと思っていた。きょうはもう少し速かった。難し。
最後に新入広瀬橋から毛猛山塊。
ここからは毛猛山が見えない!破間川ダム辺りからは見えるので、当然ここからも見えると思っていた。
帰路、栃尾の道の駅で、名物の油揚げでお昼とする。
屋台?で並んでいると、前の方が、今年は雪流れが始まるのが早いと教えてくれた青いダウンの男性だった。皆、行動パターンは一緒。
完。
一度は目にしたいと思いつつ、スノータイヤがなく雪道の運転にも自信がないのでたぶんご縁がないままかなあ?