きょう22日は、休日出勤の当番。いつも休日はめちゃ混みだったが、居眠りしそうなくらい暇。
訊けば、コロナのせいで、ここのところ休日でも空いてるんだと。
隙間時間に1枚でも、2枚でも21日の写真整理しようとパソコン持参でやってきたが、働いてる時間より、パソコンいじってる時間の方が長かった。
さて、21日当日。
7時前に新潟市を出発し、8時半頃(時間判然とせず)水上IC降りる。
1月に上毛三山を眺めて以来の関越トンネル越え。緊張感、薄れてるなぁ、と一応反省。
すぐに国道291号線で一ノ倉沢を目指すが、谷川岳ドライブイン(だったっけ?)前まで来ると、前方は真っ暗な雲に覆われ山が見えない。まあ、天気予報も太陽が覗くのは昼頃から、という予報。
先に、もう一つの目的地を訪れておくか。奈良俣ダムを目指しUターン。
奈良俣ダムも、凄かった!でも残念だった。21日の午前の天気では。
奈良俣ダムの写真は後回し。先に一ノ倉沢の記事を。
11時過ぎ、谷川岳のロープウェイ山麓駅着。
ここから一ノ倉沢まで行く電気ガイドバスの、次の便は12時5分発。ちょうどいいな。
父をバス停に並ばせ、僕は駐車場に置いた車の中でランニングスタイルに着替え。
父が間違いなく乗れる事を確認し、一ノ倉沢目指して山麓駅からランニングスタート。
1143 谷川岳登山指導センター前通過。
1146 西黒尾根登山口前通過 走り始めが結構急。
1147 この先、もう急こう配はない。だって、国道291号だもんね。言うまでもないが、これはトレランではない。だって舗装された国道だから。ただのランニング。
1154 カーブを曲がるとマチガ沢が見えた!
1155
おや?岩の上に登ってる人がいるぞ?どこから登るのかな?
大岩の、道路に面した側にレリーフが刻まれている。
これがマチガ沢のヴィーナス?
ロッククライミングを始めたばかりの若林美佐子が、初めて登り着いたテラスで出逢ったマチガ沢のヴィーナス。ここまで登り着いた若い男性クライマーは、決まってその乳房に触れるという。そのため、長年、谷川岳の風雪に晒されているヴィーナスだが、その乳房だけはテカテカに磨かれ光っている。
「銀嶺の人」では、そんなストーリーじゃなかったか?今、手元に「銀嶺の人」がないので確かめようもないが、僕の記憶の中では、マチガ沢のヴィーナスは、もっと高い、ザイルで登らなければ辿り着かないようなところにあると思っていたんだが。
これなの?違うでしょ?これなら、僕でもザイル無しに登ってオッパイ触れるぞ?
どなたか、ご存知の方は教えてください。
(追記)どーしても、このヴィーナスが気になり、23日、「銀嶺の人」を買ってきた。
私の記憶は全く違ってた。この場所でキャンプをしているクライマー達が、余興でこのレリーフまで登ってヴィーナスに挨拶する、って場面だった。マムシ岩というこの岩に取り付いた他のクライマーが揃いも揃ってオッパイに触るなか、若林美佐子は髪の先端に、駒井叔子は足の先端に触れた、って下りだった。
ネットで、こんな句も見つけました。
手に触れし 汗の乳房は 冷たかり
閑話休題
先に進む。
1158
1203
1205 電気バスが出発する時間。ちょっと早くスタートし過ぎたか?
1206 カーブを、曲がると
ここに来るのは3度目だが、3度目でも思わず息を飲む。
1207
なるほど、これぞ衝立岩。
1208
ドームの頭も鋭く天を衝く。
1210 到着
振り返ると白毛門。
ドームの頭の右に、薄っすら見えてるのがオキの耳?
国境稜線からもノゾけるようだ。
衝立岩
1203 漸くバスが来た。
1205 到着
父も初めて目にする一ノ倉沢に息を飲む。
さて、電気バスの次の出発は10分後。その次は1時間後。まさか10分でここを後にするわけにはいかないし、すでに定員の8名は並んでいる。
交代で、1時間後のバスの先頭を確保することとする。
まずは父が見物に行くが、奈良俣ダムでもかなり歩かせたので流石に疲れたか、ほどなく戻ってくる。
「話には聞いていたが、百聞は一見に如かずとはこの事だな」と。
では、交代。
沢を奥に進んでみよう。
1243
1244
あまり一人で待たせちゃいかんのでここまで。
1人なら、この先も走ってみたいが。
1310 下で待つため、復路スタート。
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1315 バスが下から上がってきた。
1319 マチガ沢まで来ると、登りに岩の上にいた方が、ザイルを使って降りてくるところに遭遇。
声掛けて、モデルになっていただく。
マチガ沢のヴィーナスって、このレリーフの事ですか?と聞くが知らないと。
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1335 上をバスが出発する時間。
1336 山麓駅着。車の中で着替え、バスの到着を待つ。
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この後、レストランで舞茸天婦羅蕎麦を。
列の前の方も舞茸天婦羅蕎麦を注文。そうだよね。ここは舞茸天婦羅蕎麦じゃなきゃ。
ところが店の方がカウンターの中から出てきて、メニューから外す。舞茸終わってしまいましたって。そんな・・・
仕方ない。かき揚げ天婦羅蕎麦を。おいしゅうございました。
(終)次は、奈良俣ダム編。
見上げる岩壁。凄い迫力でしょ?
Fさんも、ランニングで、如何ですか?
お早うございます。
対面の白毛門からずっと一ノ倉沢を撮っていたことがありました。
まさしく幽玄な絶壁です。
なぜ人はここに惹かれるのか
世界一危険な壁だということを知っていて・・
やはり「生きている」実感を
そこに求めるのでしょうか。
「銀嶺の人」新田次郎、また読みたくなってきました。
「銀嶺の人」読み始めたら止まらなくなり。気づけば深夜に。朝6時頃一度目が覚めたのですが、二度寝してしまい寝過ごしてしまいました。
前に読んだのは、スマホどころかパソコンもない頃。一ノ倉沢がどんなところかもわからずに読んでましたが、今はその岩壁を思い出し、写真と見比べながら読むことができます。感動ひとしおです。