niceshotpeteの山旅

新潟県内外の山々を旅した記録です。山座同定に力入れてます。掲載した写真の何枚かはピクスタで販売してます。

高野山ダムの導水管

2024年03月10日 | 苗場山麓ジオパーク
苗場山麓ジオパークのお勉強その4

まっちさんのコメントを受けて。
笹葉峰北側の「谷の展望台」から。
石落としと大嵓の間。
滑落崖の、約400mの高低差を活かした、中津川第一発電所の導水管。
穴藤も地滑りブロック上にある集落。見事な地滑り地形。
台地上の高野山ダム(こうのやまだむ)で取水した水を、穴藤にある中津川第一発電所へ送って発電してる。
TEPCOのHPでは、穴藤ダムの項に、この導水管の写真が載ってるので、てっきり穴藤ダムからの導水管かと思っていた。
以前の記事の誤りを直せました。まっちさん、ありがとうございます。

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4 コメント

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まっちさんへ (niceshotpete)
2024-03-12 07:13:17
詳細な解説、ありがとうございます。
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CFRD (まっち)
2024-03-12 02:49:33
コンクリート表面遮水壁型ダム(コンクリートフェイシングフィルダム)
通商CFRD
昭和20年代半ばより日本でもロックフィルダムの建設が始まり第1号は岐阜県の小渕防災ため池となります。
https://blog.goo.ne.jp/match1128/e/a6b8dd3093c81bcb3c668122c10b2dce
このダムをはじめ初期のロックフィルダムではコンクリート遮水が優勢でしたが、当時のコンクリートは変形に弱く特に地震が多いわが国では不都合な点が多いためすぐにすたれてしまいました。
実際秋田の皆瀬ダムでは漏水が多いため、コンクリートの上からアスファルトが上塗りされています。
https://blog.goo.ne.jp/match1128/e/b0d048b81f7bfe9431453f184d9b9f99
その後コンクリートの性能や施工技術の向上もあり海外では堤高200メートルクラスのCFRDも建設されるようになってきました。日本でも主堤体としては約50年ぶりとなる南摩ダムが今まさにコンクリート遮水壁を打設中です。
この型式の一番のメリットは従来のセンターコアなどに比べ堤体積を大幅に削減でき、工期やコスト削減につながる点です。
南摩ダムについてはリンクのライブカメラでコンクリートの打設の様子が見れます。
https://omoigawa-cam.arksystem.jp/client/camera2/1
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まっちさんへ (niceshotpete)
2024-03-10 19:22:13
 なるほど。そんな経緯も知らずに、白砂山登山のおりに野反湖を主役とする景色をただただ綺麗だなぁと眺めていました。
院地図で確認したら、栄村から延々地下?を通ってくるんですね?
大工事ですね。
 野反ダムも見てきましたが、下流側がロックフィルで、ダム湖側がコンクリで、珍しいと思ったのですが、こうした形のダムもけっこうあるんですか?・・・と、またコメント強要しててすみません。
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恐縮です (まっち)
2024-03-10 14:58:44
そしてこの発電所群の水がどこから来るか?といえば県境を越えた群馬県の野反湖。
野反湖は東京電力が建設した野反ダムにより誕生した人工湖です。
融雪期や多雨期に水を貯留し少雨期に放流して河川流量の季節変動を経遺訓化し、下流の発電所の発電効率を向上させるのが目的です。
結果的に河川水量の安定は発電のみならず中津川の水を水源とする灌漑用水の安定にもつながりました。
一方で野反湖のあった場所はもとは高層湿原で今の時代の環境意識であればとてもこの場所にダムを作るなんて認められなかったでしょう。
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