A 普段から、「○○の授業を行うために□□の新聞記事が欲しい」という意識を持つようにしましょう。使いたい新聞記事が今朝や昨日、明日の新聞に載っているということはまずありえません。授業を成立させるためには記事のストックが必要です。天気図や見出し、写真の活用などであれば、記事そのものの活用以上に、都合がつきやすいと思います。
A ここ数年、新聞紙面が大きく変わっています。夕刊が廃止になったり、全国紙といわれた新聞でも発行しない県・地域が生まれたり・・・NIE特集面に限らず、以前はあった企画記事がなくなっている場合もあります。数年前に教えていた「新聞の特徴」が今では通用しないこともあり得ます。新聞の特徴を知るためには、1か月同一紙を読み通してみましょう。その時々に起きた事件事故を伝えるのは当然ですが、それ以外にどんな情報を発信してくれるのか知ることができます。
A 何といっても新聞を読むことです。実践校になった先生から「授業で使える新聞が欲しい」と声をかけられることがあります。そんな先生に「ご家庭では何の新聞を購読していますか?」と聞くと、「残念ながら・・・」という答えを時折聞きます。子どもにとって価値のある授業をするためには構想を練り、教材集めをし、効果的な展開を考えるのが基本のはず。今朝目にした新聞記事をその日の自分の授業で使うのは神業に近く、そんな方からは「授業に使える新聞が欲しい」という声も出ないはずでは・・・。
A 新聞各社のホームページを閲覧することをお勧めします。最近は、有料会員しか読めない記事が増えている傾向ですが、見出しだけは無料でも見られることが多く、何が起きているかをしることはできます。
A コンビニが近くにある人は、店頭にその地域で発行している一般紙やスポーツ紙を買うことができます。送料がかかってよければ新聞社に連絡すると過去1か月程度までさかのぼって買うことができます。近くに新聞販売店がある人は、電話をすれば販売してくれます。