A 「取材・インタビューの仕方」「記事の書き方」等が定番だと思います。こうしたテーマであれば、総合的学習の時間に限定せず、多くの教科領域で生かすことができるため、年度当初に行う学校が多いと思います。
学んだこと、伝えたいことを、大事なことを落とさず話すのは重要ですが、難しい人もいると思います。そんな時、おさえてほしい大事なポイントが5W1H、いつ、どこで、だれが、何を、どうした、なぜ・どのように等。大事なことがたくさんある場合は、最も伝えたいことなど優先順位を付け、一番言いたいことから話しましょう。
「新聞は古いもの」「今はデジタルの時代」そんな声を学校現場からも時折聞きます。NIEの力、ノウハウを生かすことは決して古いことではありません。例えば、子供たちが情報を集めるのは記者の取材に通じるものがあります。紙とデジタル等、伝達手段の違いはありますが、NIEの力をぜひ生かしましょう。
年度末になり、新年度からNIEに取り組むことを考えている人もいると思います。そんな人にお勧めするのは、NIEに取り組むことでどんな力を付けたいかを明確にすることです。「実践校になるように頼まれたから」「新聞に載るから」という理由を時折聞きますが、それで良いのでしょうか。いろいろな学校で研究指定校を受けることがありますが、その学校で得た成果を後年に生かすだけでなく、指定校以外にも広めるのが目的です。先生方はよく「忙しい」「多忙」だと口にしますが、取り組む目的が教育活動そのものに生かされないと、年度末にやって良かったと思えなくなる心配があります。