年末になり、学習のまとめをする時期になりました。1年を振り返る活動を多くの教室で取り組むことと思います。そんな時、今年の社会の動きも含めることをお勧めします。コロナ禍以来、社会の動きは大きく変わりました。記憶はあいまいになりがちです。記録として残すことで、後になってみれば貴重な財産になるはずです。
新聞表記の特徴は「はじめに結論」。学校で習う表記方法と言えば「起承転結」。それぞれに良さはありますが、最も伝えたいことを簡潔に表現する方法としては「はじめに結論」は大変有効です。
使い分けの指導をお勧めします。
日刊県民福井 2024年11月22日付(朝刊)
「大根干し」というと寒風の中、露地が一般的だと思っていたのが、福井ではハウスの中。
旅行や出張の先で、現地の新聞を買うと、教材として生かせることがありますね。
一番大切なことを、早く、簡潔に伝えるために、新聞記事は「はじめに結論」が書かれ、その後の記事で詳しく説明しています。この手法は学校で指導するプレゼンテーションにも大いに役立つと思います。
NIEの研究授業を行うと、「こんなこともできるのか」と驚くことがある反面、「これは普段の授業では無理」「うちの学校では話題にもできない」ということが多々あります。NIEはあくまでも手段です。NIEに特化した授業より、「特別なこと」ではないものの「これなら自分もできそうだ」という実践を期待します。