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【全国学力テスト】スマホ使用で学力低下? 1時間以上、中3は47%

2014年09月02日 | 学力テスト
 文部科学省が公表した全国学力テストの児童生徒アンケートで、平日に携帯電話やスマートフォンで1時間以上、通話やメール、インターネットをするのは小6で15・1%、中3では47・6%に上ることが分かった。テスト結果と比べると、使用時間が長いほど成績が低い傾向が浮かんだ。
 文科省は、回答のうち「携帯やスマホを持っていない」を除いて使用時間と成績を詳細に比較。中3で4時間以上使う生徒は10・8%で、数学Aの平均正答率は55・7%だったが、使用時間30分未満の15・9%の生徒は、72・7%だった。

 小6でも4時間以上使う生徒の算数Aの平均正答率は66・6%で、30分未満の正答率79・8%とは差が開いた。

 平日に1時間以上ゲーム(携帯、スマホを含む)をする児童生徒は、小6が54・4%で、中3が55・9%。4時間以上に限っても小中ともに10%前後に上る。ゲームの時間が長いほど平均正答率は低かった。年々ゲームの時間が増加しており、文科省は「家庭でゲームとの付き合い方を考えてほしい」と注意を促している。

 月に1回以上新聞を読んでいる割合は、小6が49・6%で昨年より4・4ポイント減少。中3も40・6%で3・9ポイント減っており、家庭の新聞離れの影響があるとみられる。ただ、「地域や社会の問題や出来事に関心がある」という児童生徒は中3で55・9%となるなど昨年よりも増えた。

  中日新聞 2014年8月26日付け(朝刊)

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