瓦版は、日本の新聞の原型です。江戸時代を通じて発行されましたが、幕末の頃が最も読まれたと言われます。町中で売り子が読みながら売ったことから読売瓦版とも言われました。
元々は粘土に字を彫り、それを焼いて瓦のような版にして刷ったので、そこから瓦版と呼ばれるようになりました。江戸時代の中期になると、木に彫って版にする木版刷りが主流になりました。
大半は一枚刷りで、火事、心中など市井の出来事や地震、雷などの自然災害を報じました。明治の中頃まで発行されましたが、新聞の誕生・成長と共に姿を消しました。
現存する最古の瓦版は、1615年の大坂夏の陣を描いた「大坂阿倍之合戦之図」で、徳川方が大坂落城を報じて、人心を安定させるためにまいたと言われています。
出典『メディアとジャーナリズム』山本泰平 著 産経新聞出版 発行
元々は粘土に字を彫り、それを焼いて瓦のような版にして刷ったので、そこから瓦版と呼ばれるようになりました。江戸時代の中期になると、木に彫って版にする木版刷りが主流になりました。
大半は一枚刷りで、火事、心中など市井の出来事や地震、雷などの自然災害を報じました。明治の中頃まで発行されましたが、新聞の誕生・成長と共に姿を消しました。
現存する最古の瓦版は、1615年の大坂夏の陣を描いた「大坂阿倍之合戦之図」で、徳川方が大坂落城を報じて、人心を安定させるためにまいたと言われています。
出典『メディアとジャーナリズム』山本泰平 著 産経新聞出版 発行
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます