普段新聞を読まない人も元旦の新聞はぜひ目を通してください。「今年世の中はどんな動きを見せるのか」「1年で重要な出来事は」「新年にふさわしいとっておきの情報」など、各社とも特集紙面を組みます。
2回にわたって年末年始の新聞購読をお勧めしましたが、「ネットで読めるから大丈夫」という声が聞こえてきそうです。残念ながら、紙面の全てをネットで読むことはできません。また、とりあえずデジタルデータを保存すればという声を聞こえてきますが、何でも保存できるようになって便利な反面、データの整理ができないとたまる一方で使いこなせなくなってしまいます。紙とデジタル、それぞれの良さと問題点を理解して、ご自分にとってベストの活用方法をお勧めします。
「コツコツ」やるというけれど、あれは時間がコツコツやってくれているんだ。
生きものは時間に乗っているだけだからサボることもできるけれど、時間はサボらない。
五味太郎(絵本作家)
中日新聞 2024年12月13日付(夕刊)
コロナ禍を経た上にデジタル化が進み学校はここ数年で大きく変わりました。その一方で新聞の購読者が減り、今までは通用したはずのNIEの出前授業、研修は過去の遺産になりつつあります。外部講師を呼ぶ場合、「講師の先生に失礼だから」とお任せにする学校が多くみられますが、講師側は学校の変化を把握できかねています。NIEの講師を招いて良かったと思う実践をするために、招請する段階で具体的な意図を伝え、事前の打ち合わせにも時間をかけることをお勧めします。