会話は人間関係の基本だ。男女間でもそれは同じ。
しかし、男女間ではすれ違いが多い。
多分、性のちがいから、微妙に異なる部分があるのだろう。
そこで、その違いを考えてみる。
ひとつに、男性は会話に解決を求めるのに対し、女性は会話に共感を求める点があげられる。
何故そのようになったのかについては、狩猟時代までさかのぼる。
女性は子供を生み育てなければならない。子供が大きくなるまで何年かかかるので、その間は、誰かから養ってもらわなければ生きていけない。そこで女性は集団に依存し、仲間はずれにされないようにするのである。
会話はそのためのツールとして使われる。つまり、集団の中で自分の評価をあげるためのものであり、また、相手と心が通じ合っているのかを確認するためのものである。
これに対し、男性が生き延びていくためには、上手に狩りをし頭角をあらわさなくてはならない。
狩りという行為には明確な目的がある。
男性の行為は、目的を達成し問題を解決するためになされる。だから、会話はそのためのツールとして使われる。
男性社会での会話は共感を求めるものではない。
問題を解決・目的達成の合理的な理由を示すためになされる。それが出来なければ、相手にされないことになる。
個人的に、女性を話していると「それで」と突っ込みたくなることが多い。
しかし、それは言わない。女性は、何か解決方法を求めているのではなく、相槌をうってもらいたいのだから。
逆に、女性も目的意識をもって話をすると男性からに共感が得られやすいかもしれない。