昨日のTVでリアカーをつくる会社が特集されたいた。
高度成長期に軽自動車が席巻すると同時にリアカーが消え、それらを作る会社も消えていった。
去年の原油高騰をうけてリアカーが注目を受ける。
ヤマト運輸はリアカーを使った配達をはじめる。しかし、リアカーを製造する会社がないのだ。
唯一、昨日TVでやっていた会社のみが細々と作っていた。
その会社の溶接の技術がすごかった。接合部分がどれだけ耐えられるかという実験で訓練校を卒業したばかりの人の場合、4,50キロで壊れたのに対し、その会社の若手(42歳だが)が溶接したものは2トンを耐え、かつ実験機が壊れてしまった。
「がんばってやっていてよかった。」と社長は言う。
周りに流されずこつこつやることは報われるという典型的な美談だ。
確かにラッキーだったことは否定できない。
しかし、本物だったから生き残り、復活したともいえる。
周りがなんと言おうが、時代遅れになろうが本物は生き残る。