アンティマキのいいかげん田舎暮らし

アンティマキは、愛知県北東部の山里にある、草木染めと焼き菓子の工房です。スローライフの忙しい日々を綴ります。

映画「ウルフオブウォールストリート」

2014-10-13 18:09:22 | 映画とドラマと本と絵画
   2013年のアメリカ映画「ウルフオブウォールストリート」を見ました。主演はレオナルドデュカプリオ、監督はマーチン・スコセッシです。

   年収ゼロから49億円に上り詰めた実在の人物の自伝がもと。とにかくはちゃめちゃの主人公。全編、あきれながら見ました。彼のノリの良すぎる口調に簡単に乗せられて大金を株に投資する顧客が山ほどいたことにも驚きます。最後まで、へこたれないでなんとかぬきんでて金儲けしようとする主人公の意欲には脱帽します。

   でも、タイトルは忘れましたが有名な曲の一節、「maney maney maney~」のフレーズがやたら頭を飛び交い、鑑賞後はいささか不快に。金の気にやられたようです。
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アンティマキのスコーンが幼稚園のおやつになりました!

2014-10-13 16:17:02 | アンティマキの焼き菓子とパン
   一昨年以来、みよし市にある三好ケ丘聖マーガレット幼稚園に、アンティマキのスコーンを納品しています。今年も、先週の9日の朝、お持ちしました。

    幼稚園に納品するのは、年2回から3回のお誕生会のとき。食物アレルギー症状を持っている園児もそうでない園児も、一緒に同じおやつを食べさせたい、という園長や先生方の意向で始まりました。

     今年は、6月についで2回目。6月は、自家製甘夏ピールとレーズンの入ったライ麦入りのスコーンでした。今回は、ブルーベリースコーンとリンゴジャムスコーン、各100個ずつの注文です。スコーンは、私がふだん作っているものより少し小ぶり。ジャムスコーンの帯も、こどもの小さな口に合うようにとの園長の配慮で、細目にしています。

     いつも、納品するスコーンのうち、1個だけは、豆乳抜きの特別仕様。大豆アレルギーのお子さんに食べてもらうため、豆乳の代わりに玄米クリームを薄めた液を使っています。たいがい、自然食品店で求めた玄米クリームのレトルト食品を使っているのですが、今回はたまたま購入しそびれたので、自分で作りました。

     玄米ご飯でおかゆを作り、フードプロセッサーでつぶしてから、さらし布で濾し、濃度を見ながら水で薄めます。マクロビオティックで、玄米クリームは治療食。とても手間のかかるものなのですが、ほんの少し使うだけなので簡単でした。

     豆乳使用のスコーンより、ちょっとだけ色が白いのですが、味はほとんど変わりありません。気にすると、豆乳版よりさっぱりしているかな、とおもうくらい。いいできあがりです。

     9日の朝、みよし市の幼稚園にお届けしたときは、たまたま登園時間にあたり、小さな子供たちが幼稚園バスから降りてきたばかりのところに出くわしました。がやがやとにぎやかな子供たちを見て、「ああ、この子たちの小さな口に私のスコーンが入るんだな」と思い、なんだかふわっとあたたかい気持ちになりました。
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中洞牧場の牛乳

2014-10-13 15:28:02 | のみもの
    ずっと前、「美味しんぼ」で紹介されているのを見てから、いつか飲んでみたいものだ、とおもっていた、中洞牧場の牛乳をやっと手に入れることができました。 

    瓶に口をつけると、さわやかな香りに驚きます。バニラでも入っているのかな、と思うほど。たぶん草の香りなのでしょう。中洞牧場の牛は、トウモロコシなどの配合飼料は一切与えられておらず、草しか食べていません。もちろん、抗生物質などとは無縁な健康的な牛です。

    脂肪分は、市販のものより、0.3%ほど少ないみたい。今の牛乳の脂肪分が多すぎるとは前から思っていましたが、この牛乳は、さらっとしています。ふだん、牛乳をあまり飲まないので、たまに飲むともたれるのですが、そんなことはありませんでした。ただし、薄くはなくて、十分コクを感じました。

    中洞牧場が実践している酪農法は、山地酪農といいます。山地酪農では、山野に牛を放ち、季節も昼夜も問わず放牧を続けます。牛が自然に沿った生活をするそばで、人間は牛から乳をわけてもらう。そういう酪農法です。少し長いのですが、HP冒頭ページを引用します。

  「急な斜面でも生活の場とすることができる牛は、自然に自生する多様な草や国産の乾草を食 ( は ) み、日光の下で健康的な一日を過ごします。交配も分娩も牛まかせです。

狭い牛舎に閉じ込めて穀物を与え、人工授精を施して牛乳を搾る、という近代酪農のやり方とは大きく異なります。

   中洞牧場では山の中で父牛が群れの中で交配し、分娩・出産は母牛が自力で行います。生まれてきた仔牛へ母牛が哺乳し、育てます。仔牛は成長に必要な成分を豊富に含んだ初乳を飲み、母牛の愛情をたっぷりと注がれるのです。

   人間の子供と同様に、仔牛は集団のルールや生き方を学び、野山を走り回りながら丈夫に育ちます。その仔牛も、いずれ親になり、成牛後の十数年間という長い間、健康的でおいしい生乳をもたらしてくれるのです。

    草食の牛に野シバや牧草を与えて山に放ち、仔牛が飲み残した分だけ母牛にわけてもらう。すべてが自然の営みとして牛まかせ。そんな現代の酪農が失ってしまった自然の営みを活かす方法。

     近代酪農が抱える問題を解決する酪農が、中洞牧場にはあります。」


    「美味しんぼ」にはたしか、放置された山に牛を放牧し始めると、最初に牛は熊笹を食いつくし、人が入れる山にしてくれるということも書いてありました。安全でおいしい牛乳を生み出すだけではなく、荒廃した山の再生にも非常な効果があるといいます。まさに一石二鳥の方法です。

     円安の影響で輸入飼料がますます高騰し、その飼料の安全性も疑問視されています。戦後急速に増えた酪農家は、いまどんどん減りつつあるとも聞いています。山地酪農は、日本の酪農にも林野再生にも、大きな光を与えるものだと思えるのですが、転換は難しいのでしょうか。

     この中洞牧場のソフトクリームを、東海では、JR名古屋駅の高島屋地下二階のカフェ(中洞牧場直営のようです)で食べられるそうです。今度名古屋駅に行ったら、ぜひ寄りたい!

     ところで、写真の牛乳の隣にあるチョコレートケーキは、豊田市足助の旧市街にあるバンバン堂のTさん手製のスイーツ。久々に濃厚なケーキを味わいました。
 
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どんぐり工房9月の草木染め

2014-10-13 14:35:51 | 草木染め
    9月のどんぐり工房定例草木染め講習会では、秋の実りの代表・クリを使いました。

    クリといってもつかうのはイガと皮。大きいほうのイガは、りへいという種類のクリだそう。どちらも友人がもらってきてくれました。

    こちらはクリの鬼皮と渋皮。こちらも大量に市街地から持参。ありがたいことです。

    皮のほうは天日に干して、この日は、イガを煮だしました。

    もうひとつは、ススキとカリヤス。同じか本科なのですが、ススキは生で、カリヤスは乾燥葉を使います。

    カリヤス+ススキから出た見事な黄色。カリヤスは、昔から、黄色を出す代表的な染料とされています。

    クリのイガからはベージュが。写真は、染液につけた後、鉄の媒染液につけているところです。さらに黒っぽくなり、そのあと、石灰の上澄み液につけて茶色を出します。

    向こうのほうが、クリで茶色に染めあがった布。手前の黄色がカリヤス+ススキです。一番手前は紺色のジーンズ。膝のあたりが白くなってしまったというので、参加者の方がお持ちになりました。だめもとで、クリの染め液につけ、鉄溶液で媒染しました。なんとなく全体の色のトーンが暗くなり、白さは目立たなくなりました。

    このオーガニックコットンのソックスは、藍の茎を煮だした液で染めたものです。美しいシルバーグレーになる、と染めの本には書いてあるのですが、一度もそのように染め上がったことがありません。この日も、とりあえず煮だして、私が試しにソックスをつけてみました。でも、しばらく時間をおいても変化なし。たぶんまた色は出ないのだろうなとあきらめつつ鉄溶液に入れておいたら、でました! たぶん、これがシルバーグレーなのでしょう。実物はもっとずっといい色です。

     さて、今月の染め講習会は、第4日曜日ではなく、第4月曜日の27日に開催します。染め材料は、ヨモギ、セイタカアワダチソウ、ウツギそのほかなんにしようか、迷っています。

 ところで、わたしの草木染めの講習会のキャッチフレーズを決めました。「きさくにくさき染め」です。みなさん、お気楽に楽しみにお越しください。見学だけでもどうぞ! お問い合わせ、お申し込みは、どんぐり工房まで。
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