アンティマキのいいかげん田舎暮らし

アンティマキは、愛知県北東部の山里にある、草木染めと焼き菓子の工房です。スローライフの忙しい日々を綴ります。

奥三河Three trees+、ナゴヤ ビーガングルメ祭りに出ました!

2011-10-01 12:10:32 | イベント記録
  先週の日曜、9月25日は、名古屋ではじめて開かれたビーガンの市でした。ビーガンとはベジタリアンのこと。最近、京都・三重などで、ビーガンやオーガニックのマーケットが開かれ、とても面白くていいお店が出店していると聞いていたので、お客としていつか行ってみたいなと思っていました。

  ところが、名古屋在住の友人で、最近いつもイベント出店の折に手伝ってもらっているWさんが見せてくれたチラシで名古屋でも同様のイベントが行われることを知り、お客になるより売る側に立ってみたくなり、さっそく出店の申し込みをしました。私たちのユニットとしては10ヶ月ぶりのイベント参加です。

  出店数は66店舗。これまで私が出たイベント(といってもわずかですが)のなかでは、最も大きなイベントです。ところは、名古屋の鶴舞公園。一度だけ素通りしたことのある大きな公園です。

  その公園にある奏楽堂のちょっとしゃれた古風な建物の前に続く参道のような道の両側に、ずらりとお店が並びました。各店舗の間に隙間はなく、ぎっしり軒を連ねています。

  奥三河Three trees+は、この日のためにテントを新調しました。看板代わりの板も、ブルーに塗りました。

  向かって右が、こころざし工房のゆきえさん、真ん中が私、左が、ユニットの強力な助っ人・Wさんです。

  私たちのテントの左隣は名古屋の有名な自然食レストラン・ピンチ・オブ・ソルトとマフィンがおいしいレディバグ。右隣は、最近知人から話を聞いたばかりの空気パンツのお店です。

  10時からの開催でしたが、ずいぶん早くからお客様があつまり、お昼をピークに本当のお祭りの縁日のような賑わいに。市を覗いてくれた、名古屋に住んでいる若い友人にも応援を頼み、4人で応対。それでも忙しくて、お昼ごはんを食べに行くこともできないありさまでした。京都から駆けつけてくれた友人が、他のお店で買い込んできてくれた玄米すしやスコーン、高野豆腐のカツサンドなどを、お昼もだいぶ過ぎてから交代で食べて、やっとおなかが落ち着きました。

  私は、最近出たイベントのほぼ2倍の数のパンとスコーンとガトーショコラを用意したのですが、昼過ぎの1時半には完売してしまいました。とにかく皆さんに食べて頂きたくて、試食をたっぷり持っていったのですが、それも足らなくなりました。いつものハーブティーのサービスも好評で、「売ってほしい」といってくださった方も。先日の山里学校の草木染めに参加した方々や、どんぐり横丁で私のクッキーを買っている方にお会いできたこともうれしかった。いろいろいいこと尽くめの一日でした。  

  たったひとつ残念だったのは、他のお店をほんの少ししか覗けなかったこと。やっと買ったのがクッキー類。翌日まで残っていた3種類がこれです。左からcosyのごまのりビスコッティ、真ん中はCHANTの七味米粉クラッカー、右はマーズ製作所のごぼうクッキーです。どれもとてもいい味。甘くなくて、こくがあり、じんわりあったかみのある味です。とくにごぼうクッキーはすばらしい。ごぼうが野菜ではなくてナッツのように感じられます。それでいて、ごぼうの味はしっかり残っているのです。

  今年は、スコーンやパンなど、日持ちがあまりしないものばかり用意したので、前日の準備が大変でしたが、来年は、他のお店の品のように、もう少し日持ちのするビーガン向けのクラッカーやクッキーを開発して、市に臨みたいと思います。




コメント (8)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最上等のあげずし

2011-10-01 10:53:58 | 手作りのたべもの
たった2枚で420円もするので、めったに買ったことのなかったこの油あげ。最近、ちゃんと焼いて食べたらおいしくて、その辺の安物のお肉よりはるかに美味なので、たびたびどんぐり横丁で買うようになりました。

  隣村、長野県根羽村にあるネバーランドで製造販売している大杉あげです。このおあげ、分厚くて、味噌汁に入れるとよく膨らみます。薄っぺらのあげに慣れていると、なんだか別物のように感じると思います。

  この立派なあげを、私と家人が大好きないなりずしにしてみました。

  丸山光代さんの濃縮だしを薄めて、粗糖を少し入れて煮含めた揚げを三つに切って、はしっこの二つに詰めてみました。ひとつに、ご飯がお茶碗いっぱい軽く入ります。具は、ミョウガの酢漬けと新ショウガの酢漬けに、小女子ちりめんです。

  あげが厚いので、ご飯がいっぱい入っていても、物足りない感じがしません。汁けをたっぷり吸い込んだあげのうまみが、じわーっと口の中でほどけていきます。おいしい! こんなぜいたくなあげずしを食べたのは初めて。三つに切ったうちの真ん中の部分は、すし飯をおにぎりのように丸く握ってあげのわっかの中につめました。食べづらかったけれど、これも十分おいしかった。同じあげなので、当たり前ですが。

  今度はもっとたくさん作って、友達にたべさせ、大きさとおいしさに驚く顔を見たい。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

山里学校の秋の草木染め講習終わりました。

2011-10-01 07:45:30 | 草木染め
とよた都市農山村交流ネットワーク主催の山里学校・草木染め講習会の秋の教室は、9月11日に開かれました。

  参加者は7名。いつもより少なめです。この日の染め材料には、オオマツヨイグサとクズを選びました。去年より開催日がひと月も早いので、去年とは違う材料を採取することができました。

  オオマツヨイグサはこれ。月見草とも呼ばれ、雑草の中でもひときわ目立つ花です。でも目立つだけに、セイタカアワダチソウとともに駆逐すべき雑草のひとつとして草刈り機の餌食になっていて、群落は意外と少ないのです。いつも、山里学校の草木染めの折に、染め材料の採取をさせてもらっているFさんの空き地に下見に行って、たまたま群落を見つけたのです。

  花も葉も茎も全部使います。ススキもたくさんあったので採取しました。

  染めている最中の様子。たらいの中は、オオマツヨイグサの染め液です。

  いまあちこちの土手をわがもの顔に占領しているクズは工房近くで入手。西洋で「デビルプランツ」と呼ばれている、繁殖力旺盛な植物です。アルカリ水で煮出し、緑葉染めにしました。春先より緑の色が強い気がします。

  手前のグレーがオオマツヨイグサの鉄媒染。草木染めの本には、赤紫色になるように書いてあるのですが、今までの私の経験では、いつもグレー。今度こそ、本に載っている写真どおりの色になることを期待したのですが、うまくいきませんでした。ただ、うっすら赤を感じるグレーではあります。

  向こう側がクズの銅媒染。下のTシャツは、スタッフの一人がススキで黄色を染めたあと、ちょっと気に入らなかったので、オオマツヨイグサの鉄媒染をしたもの。なかなかいい感じのシャツに変身しました。

  私が染めた手ぬぐい。屏風だたみにしてさらに三角に折り、割り箸をはさんで模様をつけました。手ぬぐいらしい面白い模様に仕上がりました。

  模様付けに使った麻ひもです。参加者たちが丁寧に縛ってくれました。いろんな色があって、きれい。立派なラッピング材料になります。

  当日の参加者のお一人が、ブログでご自分の作品を紹介しています。ご覧ください(コチラ→)。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする