その壱 ねのこく
長屋同士の争いに
幽霊屋敷での度胸試しをすることになった
おけら長屋の住人たちが
幽霊を成仏させてあげようとする
おもしろいやり取り
「なんだともういっぺん言ってみやがれ」
「馬鹿な野郎、もういっぺん言ってやんなきゃ
話の意味が吞み込めねえんですから」
その弐 そめさし
長屋の住人 お染の所に
仕事の依頼でやってくる
小間物屋の伊佐吉
茶問屋の娘お好と
好き合っているのに
どちらにも縁談が舞い込む
その参 はるこい
黒石藩 江戸詰め 尾形清八郎が
長屋の住人 万造と松吉に連れられ
吉原に行くと
清八郎の実家の下男の娘 お葉が
女郎になっていた
清八郎は
そこまでしなければならなかった
藩民の苦しみを藩主に訴える
その四 まさゆめ
何度か正夢を見た久蔵
ある日宝くじに当たる夢を見てしまう
その五 わけあり
この話は最後に泣かせてくれる
お熊という金貸しのばあさん
小さい時の過去の過ちを
老い先短くなってから
その罪を償えて
満足して死んでいく
金貸しになったいきさつもおもしろい
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