ハウツー本と思いきや
物語でした
中学生の佐久間優斗
将来の職業はと担任に聞かれ
「年収の高い仕事」なんて答える子
ある時女性に「あの屋敷」と
呼ばれている家の
入口を聞かれたことがきっかけで
その女性久能七海(くのうななみ)と
その屋敷で
お金の勉強会に参加することになった
教えてくれるのは
関西弁を話す
ボスと呼ばれる初老の男性
小動物のようなと例えているのに
なぜかスターウォーズのヨーダが
浮かんできてしまいました
気になったところだけ
多くの人がお金のために働き
お金に感謝する
年収が高ければえらいと思い
貯金が多ければ幸せと感じる
生活を支えるのはお金だと勘違いして
いつしかお金の奴隷に成り下がる
焼却される古い紙幣は
毎年30兆円
札束を積み上げると
300キロメートル
国際宇宙ステーションまでの距離に匹敵
燃やしているのは発行する日本銀行
アフリカへの支援
寄付するだけでは長期的な解決にならない
彼ら自身が生産できるようになれば
持続的な未来につながる
シャツやパンツを自分たちで作れるように
導いている
1991年のバブル崩壊で
2500兆円あった日本の土地の総額が
5年後に1800兆円程度まで減少した
土地の値段が安くても高くても
日本の内側で取引している限りは
日本全体のお金の量は変わらない
日本にとってうれしいのは
外側にある外国に売るときだけ
そうすると
自分たちの住むところがなくなってしまう
日本全体を考えると
値段よりも住みやすくなることが重要
未来の幸せにつながる社会の蓄積を増やすことが重要
エンジェル投資
新しい会社には収入がないから
エンジェルと呼ばれる投資家が
株をもらうかわりに資金を提供してあげる
経営に関するアドバイスをしたり
有益な人脈を紹介したりと
さまざまな形でサポートする
世界中の人の資産額を並べると
バス一台に乗る人数の大富豪が
下半分の36億人と同じだけの
資産を保有している
スマホの会社
検索エンジンの会社
SNSの会社
ネット通販の会社
どの会社の創業者も一台のバスに乗っている大富豪
みんなを等しく便利にした会社の創業者が結果的に
大金持ちになった
現在の日本
預金が増えているのに
借金が同じように増えている
その主な借り手が政府
そしてお金の話だけでなく
七海とボスには物語があったのでした
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