あなたと知り合ったのは オンゲーのRPG
去年の夏 意気投合して 仲良くなって
それでも別れはすぐ訪れて
あなたは別のサーバーへ移った
この国のどこかで あなたは生きている
わたしが知っているのは ただそれだけで
「プライドなんてないから」 そう言ったあなたに
「わたしもそうよ」って 笑って答えたあのころ
水臭さのないあなたに もっと早く出会っていたら
あれからそろそろ1年経とうとしている
あなたはきっともう覚えていない
もう思い出せなくなっても
サバサバしたあなたは ゲームがとても上手かった
悟ってでもいるかのように 風のように去って行った
きっと 出会ってよかった
出会ってよかった…