僕の彼女がアイドルみたいで

ゴールデンウイークは渋滞で

湘南は混むから

どこにしようか迷う

彼女の服は芸能人のようで

顔が可愛いから

どこに行っても見られる

電車でどこかへ行こうかと言ったら

彼女がさっと青ざめる

意味を察して車での移動

僕の彼女がアイドルみたいで

表参道あたりなら彼女は東京都の人間オブジェで有名

どっちにしても混むからやっぱり羽田デート

テイクアウトのドリンク飲んでたら

ストローで飲んでるくつろぎ中の彼女を

誰かがスマホで撮ってた

僕はそんな彼女の引き立て役

派手好きな僕は実は面白い

派手好きな僕は彼女のストーカー

わたしの彼にファンがいて

いまどきネットって　ヒマな人多くて

ネットさえできれば　誰もが参加できるでしょ

彼のLINE 　チラッと見たら　オンナだらけ

いつの間にか　彼ったら　繫殖してる

わたしは不参加　くだらないもの

彼を止めたりしないけど　勝手にやっててね

わたしの彼にファンがいて

勝手に彼を妄想してる風ね

芋づる式にわらわら　

わたしの仕掛けた罠にハマってる風

わたしが彼のファンのふりして

ちょっとだけ会話した

昼寝のタイミングが合っただけで　

わたしとの関係を妄想してる

彼のファンだと思ったら　

彼女の疑いがかかってるわたしのファンになってきた

妄想キツイね　変質的に　彼とわたしのファン

彼とわたしのファン

慣れてるよ…

はじめての愛

いつもの忙しさから解放されて

投げやりなゴールデンウイーク　ひたすら休んでる

寝起きソファーに横になってたら

彼女がコーヒーを淹れて持ってきてくれた

最近話し方を思い出しかけてきて

彼女とのやり取りも自然に耳を傾けてくれる

新しい光　彼女が灯してくれる

これまでの暗闇が白日の下にさらされて

広がった視野　いままでの自分が小さく思えた

自分らしい人生を　彼女が切り拓いていくから

どこまでも追いかける　これからの未来が希望だね

いつのころからか　想いが募りだして

こんな気持ちは　はじめての愛

こんな気持ちは　はじめての愛…